深川麻衣　 （C）まいじつ　

5月10日放送の『特捜9』（テレビ朝日系）で、元『乃木坂46』の深川麻衣のある行動に視聴者がツッコミを入れた。テレビ・ドラマ業界が不況にあえぐ昨今、専門家はスポンサーへの「忖度」が加速しているとみている。

料理店店主の今井信彦（大堀こういち）が殺される事件が発生。浅輪直樹（井ノ原快彦）や高尾由真（深川）が岸川恭弥（山口大地）に事情を聞いたが、高尾が厳しく問い詰めたところ岸川は「さっきからなんなんすか、この人」といらつき気味に。一方、浅輪の質問には答えていた。

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深川麻衣「山パン」製品一気食い？

夜になると、特捜班の部屋の中で高尾は両手にパンを持ってやけ食い。これを見て小宮山志保（羽田美智子）は「おーいおいおい、由真ちゃんどうした？」と話しかけたが、高尾は「岸川、主任（浅輪）とは話すのに私の質問には答えてくれないんです！」と不満げだった。

浅輪は「肝心な話になると口を閉ざすんですよ」とフォローした。

深川が座るテーブルには同じ種類とみられる蒸しパンがさらに2つ置いてあった。4つも似た蒸しパンを食べようとする「奇行」に、視聴者は《同じ蒸しパンなら1個づつ食えよ》とツッコミを入れている。

「深川さんは乃木坂の1期生として、2011年から2016年にかけて活動した32歳。2022年のseason5から加入し、今クールは特捜班から移りなぜか出演機会の減った山田裕貴さんに代わる形で活躍しています。

視聴者は蒸しパンの上部に描かれていた北海道の地図をもとに、これを山崎製パンの『北海道チーズ蒸しケーキ』だと特定しています。テレビ業界全体で制作費が多く出ない中、少しでもスポンサー離れを防ごうとスポンサー商品を前面に押し出そうという制作側の意図が見え隠れしています」（業界関係者）

見る側を意図せず特定商品に見入らせる行為が「ステマ」と嫌悪されがちな昨今。番組途中に提供スポンサーが紹介されるのだから問題はないのだが、ややアピールが過剰にも思えた。

今後のドラマは商品紹介を巧みに織り交ぜたものに変わっていくのだろう。