『特捜9』元レギュラーの扱いが雑過ぎ…「いじめに近い」との指摘も

井ノ原快彦

井ノ原快彦 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

かつてドラマのメインキャラクターだった人物がレギュラーから外れる時ほど、シリーズファンとして悲しいことはない。しかし、残念ながら5月10日に放送された『特捜9 season6』(テレビ朝日系)第6話では、元レギュラーメンバーが雑に扱われ、視聴者をガッカリさせているようだ。

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「話題の渦中にあるのは、元警視庁捜査一課9係所属の村瀬健吾(津田寛治)。彼は『特捜9』の前身『警視庁捜査一課9係』シリーズからレギュラー出演していたメンバーで、『特捜9』でもシーズン1~4まではメインキャラクターに据えられていました。

しかし警視庁捜査支援分析センター(SSBC)の副所長になったシーズン5からゲスト扱いとなり、公式サイトの相関図にさえ載せてもらえませんでした。現在放送されているシーズン6の相関図にはちゃんと村瀬の紹介も載っているものの、今のところ彼の活躍ぶりは1話と2話に少し出た程度だけです」(ドラマライター)

迎えた第6話にも村瀬は登場せず、作中に警視庁捜査支援分析センターの様子が映し出されても彼の部下・三ツ矢翔平(『Snow Man』向井康二)が一人いただけ。しかも三ツ矢から「村瀬さんがいない分、伸び伸びやってますから」と名前が出た程度で、村瀬の妻・小宮山志保(羽田美智子)からも「その気持ち、わかるわ」と嫌味のようなセリフを吐かれていた。

最終回まで不在?村瀬健吾の動向

かつてのレギュラーメンバーとは思えないほど、連続して出番のない村瀬。彼に対する扱いに、視聴者からは《もうちょっとだけ、村瀬なんとかならないんでしょうか》《去年のゲスト出演の時よりも、出演回数が少ないのはなぜだろう…》《村瀬さん出す気ないじゃん、スタッフ。明らかないじめに近い》《あまりに村瀬が出なさすぎ。三ツ矢はもういいから村瀬を出して!》《出ないまま最終回終わりそう》《小宮山さんも小宮山さんで、夫のこと言われてるのに「わかる」なんて言うたらアカンやろ》などと苦言を呈されている。

「ちなみに村瀬を演じる津田がレギュラーを外された背景には、同ドラマにまつわる〝いざこざ〟が関係しているというウワサがあります。もともと前身の『警視庁捜査一課9係』は俳優・渡瀬恒彦さんが主演を務めていましたが、2017年3月に病気で亡くなり、代わりに2番手だった井ノ原快彦が主演に昇格しました。それから程なくして現場の若返りを求める井ノ原の方針により、『9係』時代からのベテランスタッフが続々とリストラ。その状況に納得できない津田が同ドラマの降板を申し入れたそうです」(同・ライター)

ゲスト出演の告知があったのはドラマ放送開始前のことだが、視聴者としてはもう少し丁寧に扱ってほしいものだろう。

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