親子連れは特権階級? 映画館、新幹線、飛行機の指定席を譲る・譲らない問題

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人気漫画『ちはやふる』の作者・末次由紀氏が5月7日に投稿したツイートが物議を醸している。

末次氏は家族6人でドラえもんの映画を見に行った時のエピソードを披露。5席は並びで確保できたものの、1席は3席離れたところしか取れなかったという。

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しかし、《ダメ元でその三名の方の一人に「1席中央側にずれて頂けませんか…」と厚かましくもお願いした》と明かす。さらに、その人物はシャ乱Qのつんく♂だったのだとか。

彼女は続けて《つんくさんは私たちがファミリーのかたまりであることを察して、すぐ一席ずれて下さいました。ありがたかった。もちろん離れた席で映画を見ることも出来たけど、有名な方なのに腰が低く、その柔軟さと笑顔にホッとしました》と対応に感激。《なんとなく今思い出し、お礼を言いたくなりました。ありがとうございました》と感謝した。

声を掛けた人がつんくだったというのも驚きだが、まさかの神対応に末次氏も思わず感激してしまったようだ。

「末次さんがこのエピソードをツイートしたキッカケは、SNS上で指定席を譲る・譲らない問題の議論が過熱していたからでしょう。この議論はその名の通り、家族連れや親子連れから、映画館や新幹線、飛行機の『座席を代わってくれと』お願いされるというもので、ネット上では譲る派と譲らない派の意見が真っ二つに割れているのです」(ネットニュース編集者A)

映画館の席を譲る? 譲らない?

末次氏のエピソードに、譲る派の人たちからは《これは良いエピソード。全然ズレる》《夜行バス乗った時、隣の女性が斜め前の席の女性と話していたので、「席代わりましょうか?」とお声掛けしたことがあります》といった声が。

しかし一方で譲らない派の人からの《家族だから、子連れだから、を免罪符にすべきではない》《譲る側が自発的にしたらいいんだけど、わかって予約した席なのに、そんなことお願いするのは違う》《譲る譲らない以前に自分で取ったんじゃないの? 本当に理解できない》《席譲るのが美談みたいに言う人多いけど、完全予約制で事前に本人が自分の意志で座席を選んだのに子供がいるから席譲れは論外》といった意見が圧倒的多数だ。

「映画館では1席ズレただけでもスクリーン位置が変わりますし、わざわざ横に人がいない席を予約する人も少なくありません。相手から申し出があったのならともかく、自分からズレてくれと頼むのはいかがなものか。そもそも並びで取れなかったのなら、次回上映にするか、諦めて離れて座るしかありません。今回はたまたまつんくさんの好意で事なきを得ましたが、場合によっては揉め事に発展していてもおかしくなかったでしょう」(ネットニュース編集者B)

末次氏は、これまでにも人気漫画『スラムダンク』のトレースパクリが発覚し、炎上している。ことがあまりにも大ごとになったため、版元の講談社が謝罪し、単行本は絶版・出荷停止になっている。

この時、末次氏はファンを装って、掲示板に自分を応援する書き込みをしており、あまりにも露骨な自作自演が炎上に油を注いだ。

どうやら末次氏は根っからの炎上体質のようだ。

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