『どうする家康』タイトル詐欺!? 第17話「三方ヶ原合戦」に大きな偽りアリ

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

5月7日に放送された大河ドラマ『どうする家康』(NHK)が、〝タイトル詐欺〟だと視聴者の怒りを買っている。

第17話のタイトルは『三方ヶ原合戦』。武田信玄(阿部寛)は徳川の拠点を次々に制圧し、追い詰められた徳川家康(松本潤)は、織田信長(岡田准一)の本軍が加勢にくるまで浜松城に籠城する。しかし、浜松に攻めてきた武田軍は浜松城を素通りし、直に信長の方へと向かう作戦をとるのだった。

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『三方ヶ原合戦』というタイトルだったがその実、ストーリーに出てきたのは、家臣の報告と武田軍の大行進だけ。戦のシーンが描かれることはなく、大不評だった第15話の「なんやかんや」のごとく雑にすっぱりと終わらせたのだ。

にもかかわらず、家康が正室の瀬名(有村架純)と愛を確かめ合うようなシーンに時間が割かれる始末。タイトルは合戦だが、実際はラブロマンスというタイトル詐欺になった。

アンチの暴走 ここに極まり

「『三方ヶ原合戦』というタイトルなのに戦シーンが一切出てこず、妻の元に駆けつけて惚気ける家康には尺を取る有様。だいたい、戦の真っ最中である信長と家康が2日間も城を空けること自体、この状況じゃありえないことでしょう」(メディアコンサルター)

さらに酷いのは、今作が〝釣り〟だったことだ。

「次回18話のタイトルは『真・三方ヶ原合戦』。そう、第17話の戦は何の意味もないタイトル詐欺で、本番は第18話だという〝釣り〟を行っていたのです。それならそうと、前後編の構成にするなり、別のタイトルにするなりやりようはあったはず」(同・コンサルター)

ネットニュースの見出しや、YouTube動画のようなタイトル詐欺を公共放送がするとは。批判も当然だろう。

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