ジャニーズ性加害騒動の最中に…松潤『どうする家康』でまさかの「お手付き」回

松本潤 

松本潤 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

前半最大の山場であった三方ヶ原の戦いを第17回、第18回の2回に分けて放送しても、かろうじて視聴率10%台を守ることしかできないNHK大河ドラマ『どうする家康』。続く第19回は、最悪のタイミングで迎えることになってしまったようだ。

「ジャニーズ事務所の性加害問題が世間を騒がせていますが、5月21日に放送される第19回のタイトルが『お手付きしてどうする!』なんです。お手付きとは、権力者が半ば強制的に身分の低い相手と肉体関係を持つことで、相手に選ばれた者は、その後、優遇されたりする。これって、故・ジャニー喜多川氏の手口そのまんまじゃないですか」(メディアコンサルター)

【写真】『どうする家康』放送休止日に『#松本潤Instagram』がトレンド入り! お茶目ショット… ほか
【関連】松本潤に共感ゼロ?『どうする家康』せっかくの感動シーンが台無しに…

言うまでもなく、ドラマの主役・徳川家康を演じるのはジャニーズ事務所の看板・松本潤である。その〝松本家康〟が、お万(於万の方・長勝院)という侍女に手を出し、妊娠までさせるのが同放送のストーリー。

ジャニーズ性加害問題と、ドラマはまったくの無関係だが、あまりにもタイミングが悪すぎるのではないだろうか。

「しかも5月17日のNHK『クローズアップ現代』で、大手メディアでは珍しく、この問題を大々的に取り上げたばかりです」(同・コンサルター)

クローズアップ現代では、雑誌などで何度も喜多川氏の問題が取り沙汰されながら、テレビではほとんど触れて来なかったとし、NHKとしても反省せねばならないといった趣旨の発言をしていた。

その矢先の21日に、松本家康が堂々とお手付きするシーンが流れれば、一体何を考えているのか? と驚く視聴者も少なくないかもしれない。

「お手付き」回の放送…どうするNHK?

「もちろんドラマでは、かなり婉曲に表現されると思いますよ。いつものコメディ調でごまかすんじゃないですかね。でも、家康にお手付きされるお万というのは、妊娠が原因で正妻の瀬名に酷い扱いを受けた可能性が指摘されている。全裸で庭に放置された、なんて逸話があるぐらいで…」(同)

家康も気まぐれで手を出してしまったことが、正妻に対して気まずかったのか、お万が生んだ息子は数年放置され、しかも顔がギギ(魚)に似ているから〝於義丸(おぎまる)〟なんて名前を付けられたとも…。

その後も、彼女の息子は豊臣秀吉に人質に出されるなど冷遇され、最終的な名前は結城秀康として現代に伝わっている。

「お手付きで成り上がるも、意向に背いたら干される…まさにジャニーズの性加害問題そのままの流れで、ドン引きではありませんか? しかも、岡田准一演じる織田信長が、かなり強引に家康に迫るシーンがあったりもします。性加害問題はさておいて、今後の放送でも同じ姿勢を貫くのでしょうか」(同)

性加害問題が表沙汰になったことと、第19回放送のタイミングが重なったことは偶然でしかないだろう。

しかし「お手付きしてどうする!」などといったように〝お手付き〟を軽い調子で捉えるかのようなスタンスは、これまで喜多川氏の問題をなぁなぁで見過ごしてきたテレビ業界の問題と一致するのかもしれない。

【あわせて読みたい】