日テレドラマの“深刻すぎる”低視聴率問題…予算もセンスもゼロで打つ手ナシ

芳根京子 画/彩賀ゆう(C)まいじつ

現在放送中の芳根京子主演のドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)が大爆死している。5月17日放送の第6話は、自身2度目の世帯平均視聴率3%台を記録。いったい何が原因なのだろうか。

初回から6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と厳しいスタートを切ったが、その後、4.5%、4.3%、3.4%、4.2%、3.7%と推移。まるで深夜ドラマのような数値になっているが、水曜22時というプライム帯。しかも、日テレ水曜ドラマは、同局の〝看板ドラマ枠〟であるから驚きだ。

【関連】日テレが民放最下位に!? 低視聴率クソドラマ量産でフジテレビとの差が歴然 ほか

日テレ系の水曜ドラマは、古くは『ごくせん』や『14才の母』『ハケンの品格』、2010年代以降も『家政婦のミタ』『Woman』『花咲舞が黙ってない』『家売るオンナ』『東京タラレバ娘』『過保護のカホコ』など、高視聴率ドラマを量産してきたのだが…。

「局内予算削減の影響か、2021年10月より、この枠で主演をするのは、ギャラが比較的抑えられるであろう若手女優ばかりなのです。杉咲花、今田美桜、橋本愛、奈緒、門脇麦、そして芳根など…。それより少し前は、吉高由里子、篠原涼子、菅野美穂、石原さとみ×綾野剛(W主演)、戸田恵梨香×永野芽郁(W主演)だったことを考えると、ネームバリューが格落ちするのは否めません」(週刊誌記者)

予算削減で視聴率も大幅削減

実際、視聴率の面でも、最後に二桁視聴率を記録したのは、2021年7月期放送の『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』。転換期となった2021年10月以降、7クール連続でずっと一桁視聴率だ。

「ここ最近の日テレドラマはとにかく酷い。TBSやフジテレビと比較にすらないことはもちろん、最近ようやくプライム帯で若者向けドラマを制作し始めたテレビ朝日にも完全敗北状態です。

来期は、土曜ドラマ枠で『3年A組―今から皆さんは、人質です―』と同じスタッフで制作する、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』を放送しますが、これがコケたら完全に終わりでしょうね」(同・記者)

バラエティーのセンスが幼稚だと言われ続けている日テレだが、それはドラマ班にも当てはまるようだ。

【あわせて読みたい】