ゼレンスキー大統領より『どうする家康』? NHKの“演説強制カット”にブーイング

ウォロディミル・ゼレンスキー 

ウォロディミル・ゼレンスキー (C)Alexandros Michailidis / Shutterstock

5月19日から21日にかけて広島で開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)は、核軍縮に関する初の独立文書「広島ビジョン」を打ち出し、無事に閉幕した。

しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領のスピーチが途中で中断されたとして、視聴者はNHKに不満アリアリのようだ。

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20日、ゼレンスキー大統領は、フランス政府機で広島に到着。「世界中の誰もが国境を認め、正義を守り、命を重んじ、平和を責務としなければならない」とコメントした。

テレビ各局は、サプライズ出席したゼレンスキー大統領のスピーチを一斉に中継。ところが、NHKは途中で中継をカットし、大河ドラマ『どうする家康』の放送を開始した。

これに、ネット上では《この後に「どうする家康」があるから、ゼレンスキーのスピーチを途中でカットしたのか…》《ズラせばいいのに。昔はよくそうしてたじゃん。もしかしてそんなノウハウすら失っちゃったの?呆れた》《ゼレンスキー大統領のスピーチ、日本で生の声を聴くことができる貴重な機会なのにカットされた。『どうする家康』なんか後からいつでも放送できるだろうに…》《大河観るために金を払ってるわけではない》《ニュース優先しないならNHKになんの価値もない》などと炎上している。

不倫ネタの大河ドラマを優先か…

「電撃来日したゼレンスキー大統領は、広島の原爆資料館を見学するなど存在感をみせつけました。平和を願う地元では、涙を流す人も少なくありませんでしたね。その様子を、NHKニュースは時間を延長して放送しましたが、なぜか肝心のスピーチを途中でカット。民放各局も、バラエティー番組など通常通りの放送を続けたため、〝スピーチ難民〟が続出することになってしまいました。テレビを諦めてYouTubeや、ネット配信に切り替えた人も多かったようです。

スポンサーが絡む民放では急な編成変更は難しいのですが、NHKは最後までスピーチを放送するべきだったのではないでしょうか。それでなくとも毎週ツッコミが殺到する『どうする家康』が、やり玉に上がってしまいましたね」(テレビ誌ライター)

この日の「どうする家康」では、三方ヶ原で武田軍に惨敗した徳川家康(松本潤)の前に、美しい侍女のお万(松井玲奈)が現れる。家康は発情してお万を妊娠させてしまい、それが正室の瀬名(有村架純)にバレてなんやかんや…というストーリーだった。

ゼレンスキー大統領のスピーチよりも不倫ネタを扱う「どうする家康」の放送を優先させたNHK。受信料不払い運動がまたもや再燃しそうだ。

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