『推しの子』テラハ木村花さん事件モチーフ回が大炎上!アニメオタクが遺族を中傷…

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ブームと言われているアニメ『推しの子』が、その放送内容をめぐって大騒動を引き起こしている。

5月17日に放送された『エゴサーチ』は、恋愛リアリティーショーを発端としたネット上の誹謗中傷をテーマにしたエピソードだった。すると、これがプロレスラー・木村花さんが自殺した『テラスハウス』事件に酷似しているとして、ネット上で物議を醸すことに。

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この件は遺族本人の耳にも届き、花さんの母親である木村響子さんは、ツイッターにて《実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな》と制作側に苦言。

放送日が花さんの命日の1週間前というタイミングにも《まして、命日が近いこのタイミングでのアニメ配信?》《売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち 心から軽蔑します 花のファンの方には絶対にみないでほしい》と不快感をあらわにした。

また、《恋愛リアリティ番組の構造、問題、番組でおきたことなど私たちが無事取材などで語った詳細がそのまま使われているのです》《制作サイドから私のほうには 何ひとつ連絡ありません》と、制作側の非常識な対応も暴露している。

この痛ましい叫びに反論したのがアニメオタクだ。

アニメオタクが遺族を逆ギレで中傷か…

「『推しの子』視聴者は、作品に異を唱える響子さんが許せなかったようで、ツイッターでさまざまな反論をするなど逆上しています。中には感情論にすぎない罵詈雑言や、《こんなことをして花さんが喜ぶかな》《むしろ木村花の件を受けた問題提起に近い内容では?》との意味不明な意見も見られています」(芸能記者)

響子さんはこれに、《問題提起なら何してもいい?フィクションでも問題提起できるはず 本当に起きた事件を丸パクリする必要はありません》などと反論。

ネット上でも、アニメオタクの言い分は血も涙もないとして、《こいつら人の心無いよな》《なぜ遺族に誹謗中傷って考えに至るのだろう》《絶対こういう奴が出てくると思ってたわ》などの非難が集まっている。

また、不誠実なアニメ制作側にも《人が亡くなってる事件なんだからそもそも題材にすんなよ》《公式も取り敢えずでええから声明出して止めろや 流石に洒落になってねーよ》《推しの子で得た利益の何%かを被害者に寄付するのがスジだと思うわ 勝手にネタにされて金儲けの道具にされるのはアカン》など、苦言が相次いでいる。

「花さんへ誹謗中傷を浴びせるように煽っていたMCの山里亮太が、『推しの子』が面白くてハマったと4月28日にツイート。『エゴサーチ』の放送前とはいえ、どの口で言うのかとこれまた非難を集めています」(同・記者)

実在する人の命よりも、非現実にすぎないアニメを重視するとは。二次元にハマりすぎたことで、アニメオタクたちは現実を軽視するようになったのだろうか。

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