アニメ『推しの子』が不謹慎「心から軽蔑します」にもアニオタ“擁護”で大炎上!

(C) Roman Samborskyi/ Shutterstock 

話題のTVアニメ『【推しの子】』(TOKYO MXほか)に、打ち切り説が急浮上している。

同アニメは5月17日に第6話『エゴサーチ』という回を放送。その内容は、主人公たちが恋愛リアリティショー番組に出演したことで、ネット上の激しい誹謗中傷を浴びるという内容だった。

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するとこの内容が、恋愛リアリティショー『テラスハウス』出演者の木村花さんが急逝し、誹謗中傷厳罰化のきっかけになるなど、大騒動となった事件をモデルにしたと物議を醸している。

遺族である花さんの母親・木村響子さんの耳にも届き、ツイッターで《実際にあった話をそのまま使うことで花を大切に想う人たちが深く傷つくことは想像できないのかな》《売るため話題になるためなら手段を選ばないやりくち 心から軽蔑します》と苦言を呈していた。

「アニオタたちは『偶然』などと擁護しますが、時系列をまとめると、作画担当者は今後のためにと、2020年1月に『テラスハウス』を嫌々視聴したとツイートしています。そして原作者も、花さんが亡くなった翌月に《狙ったわけじゃないので、色々タイミングって重なるもんだなーって感じで読んでください》とツイートで釈明。5カ月後に原作漫画で『エゴサーチ』回を掲載し、作中では誹謗中傷を理由に自殺未遂が行われます。

また、響子さんは21日のツイートで、《恋愛リアリティ番組の構造、問題、番組でおきたことなど 私たちが無事取材などで語った詳細がそのまま使われているのです》と、自身の語ってきたことが作品に組み込まれていることを指摘。様々な角度から、花さんの件をモデルにストーリーを考案したのはほぼ確実です」(週刊誌記者)

アニメへの偏愛…アニオタの邪悪な二次加害

にもかかわらず、作品擁護という義務感に駆られたアニメオタクは、こともあろうに、遺族をバッシングするという二次加害に出たのだ。

ネット上には、《過剰反応しすぎ》《現実とフィクションの区別くらいしようよ》《ヴィーガンフェミニストみたいになんでも攻撃》など、転載するのも痛ましい苛烈な誹謗中傷が相次いでいる。

中には、あらすじだけでアニメを見ていないという響子さんに対し、フラッシュバックの可能性を微塵も考慮せず、《見てから批判しろ》と叫ぶ輩も出ている。

「ここで響子さんを叩いているのは、『作品は好きだけどこれは批判も仕方ない』と是々非々で考えることのできない、感情論のアニメオタク。現実で失われた命よりも、非現実のアニメを擁護したい輩です。

そんな彼らも、例えば、京都アニメーションの放火事件をエンタメとして消化する作品があったら、『不謹慎』『人命軽視』などと怒り、抗議リストやハッシュタグ運動で徹底的にキレるはず。結局はダブルスタンダードであり、その根底にあるのは歪んだアニメへの偏愛です。

実際、京アニ事件をモチーフにしたと言われる『チェンソーマン』作者の読み切り漫画は大きな問題になっていました」(週刊誌記者)

響子さんは22日のツイートで、《制作サイドにコンタクトを取り、話を聞いてみます(聞かせてもらえるかはわかりませんが)》と、この件で製作側に説明を求める意向を示している。

急逝者をエンタメとして扱う意図が確認できれば、放送打ち切りも考えられるだろう。

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