天海祐希『合理的にあり得ない』打ち切りに? タイトル回収のような台詞が…

天海祐希

天海祐希 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

ここ最近、ドラマ『合理的にあり得ない』(フジテレビ系)の視聴率が芳しくない。初回の世帯平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)から少しずつ数字を落としていき、今や7.0%を下回りそうな勢いだ。おまけに5月22日放送の6話では〝クライマックス〟のような展開となったことで、視聴者をザワつかせている。

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第6話では、上水流涼子(天海祐希)の相棒・貴山伸彦(松下洸平)の知られざる過去が明らかに。貴山は6年前に母と妹を火災で亡くし、当時外務省の官僚を務めていた父・勇作(小林隆)が犯人候補に挙げられていた。

ただ当の本人も火災による脳の障害で植物状態となり、いつ意識が戻るかもわからない状態。今もなお貴山は甲斐甲斐しく父親の看病を続けているが、心の中は勇作への憎みでいっぱいだった。

そんな折、建設会社『八雲建設』に勤めていた夫が殺された…という事件の依頼が舞い込み、捜査の中で社長の八雲治(浅野和之)と現役外務副大臣・増本幸次郎(石黒賢)の癒着が発覚する。さらに調査を進めていくうち、2人が不正の証拠を葬ろうと、勇作の自宅に火をつけたことも判明。そんな彼らにひと泡吹かせ、父親との因縁も解決したところで、物語は幕を下ろすのだった。

まるで最終回のような雰囲気

「メインキャラである貴山の過去が暴かれた今回の物語。途中、父親である勇作が命を狙われるなど、手に汗握る展開ではありましたが、視聴率の方も冷や汗ものの数値でした…。というのも第6話の世帯平均視聴率は、7.1%と過去最低を記録。コメディ色の強いストーリーから一変して、シリアス路線に舵を切っても視聴率の回復には至らなかったようです」(ドラマライター)

恐らく今回の物語をもって、貴山と父親の因縁は無事解決。作中では家族の命を奪った増本らを前にした貴山が「あり得ない!」「お前らみたいな人間、存在的にあり得ない!」とタイトル回収のような台詞まで口にし、まるでクライマックスのような雰囲気が漂っていた。

現に視聴者からも《なんかもう最終回みたい》《最終回といってもおかしくない雰囲気》といったツッコミの声がちらほら…。

ちなみに第4話から第5話にかけて俳優・水野美紀が出演していたが、彼女と天海のバトルシーンは〝名シーン〟と呼ばれるほど好評を博していた模様。ここから視聴率を盛り返すような大どんでん返しはあるのだろうか。

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