新庄ジャパン誕生? WBC栗山監督の後任として“最適”の評価を受けた訳とは

新庄剛志 

新庄剛志 (C)まいじつ  (C)まいじつ

今年3月開催のWBCで日本代表を世界一に導いた、侍ジャパンの栗山英樹監督が、契約満了により5月いっぱいで退任する。

栗山監督は現役時代に目立った活躍をしていないが、2012年に北海道日本ハムファイターズの監督に就任。指導者として、10年間で優勝2回、日本一1回の実績を作り、13年から17年までは大谷翔平を指導して〝二刀流〟の下地を作った。

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「大谷と栗山監督は師弟関係にあり、WBCの参加も、監督の粘り強いアプローチで実現。他にも、初の日系人代表・ヌートバーを選出したほか、一流選手すらも鼓舞させるなど、人望あふれる知将として侍ジャパンをまとめ上げました。こうして世界一を掴んだ実績から、現在、書店や通販サイトでは、栗山監督のリーダー論やマネジメント論書籍が大売れしています」(週刊誌記者)

大会終了後、国民からは次回WBC続投を望む声が相次いだが、残念ながら叶わない結果に。侍ジャパン強化委員会は、新たな代表監督の人選に入ることとなる。

だが、ここまで盛り上がって結果を出した後とあり、監督選びは難航の様相を呈しているという。

最有力も不安の残るイチロー氏、松井秀喜氏…

「過去最高に盛り上がった大会の後ですから、次の監督には、このフィーバーを持続させる役割も求められる。そうなると、野球ファン以外からも知られているような、知名度の高いスターが求められます。まず真っ先に上がるのは、国民的スターだったイチロー氏か松井秀喜氏。実現すれば、長嶋茂雄・王貞治以来となる知名度の高い監督となるでしょう」(同・記者)

他方、2人の指導者としての手腕には、一抹ならぬ〝イチ松〟の不安が残る。

「2人は国内外で限定的なコーチ経験に留まっており、監督としての指導者経験に関してはゼロ。いきなり代表を率いるには、やや不安要素が濃いでしょう」(同)

そこで、大穴として〝アノ人物〟が浮上しているらしく…。

「現在の日本ハム監督〝BIG BOSS〟こと新庄剛志監督です。まず、彼が就任すれば、歴代のどの監督よりも話題になるのは間違いない。指導者の実績も、昨季こそ最下位だったものの、今季はCS出場も難しくない位置にいます。また、昨季は清宮幸太郎に自己最多のHRを打たせ、今季も万波中正をHR王の射程圏内に入れるなど、花開かなかった選手の〝開花〟に成功させている。栗山監督と同じく日ハム出身監督というジンクスもあり、イチロー氏や松井氏が固辞すれば就任もアリ得るでしょう」(同)

織田信長、豊臣秀吉の後に〝棚ぼた〟で天下を獲った徳川家康のように、イチロー氏・松井氏の固辞で〝新庄家康〟が侍を率いる将軍になるのだろうか。

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