春ドラマ“ベスト&ワースト”は? ガッカリ度No.1ドラマに呆れ声

高畑充希 

高畑充希 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

現在放送中の春ドラマが佳境に入り、それぞれの評価も固まってきた。ガッカリドラマと大成功ドラマを紹介しよう。

まず、大成功ドラマは、奈緒主演の『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)。結婚して5年になる夫・陽一(永山瑛太)とのセックスレスに悩む吉野みち(奈緒)が主人公。

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同じくセックスレスに悩むみちの上司・新名誠(岩田剛典)と心を通わせて、やがて不倫に手を染めてしまうストーリーだ。

「同作は今期ドラマのTVerお気に入り登録者数ナンバーワン。センシティブな話題を上手くドラマに落とし込み、ハラハラドキドキしながらも共感できるストーリーが話題を集めています。

派手さはまったくないものの、これぞ〝人間ドラマ〟という展開で、回を重ねるごとに注目度が高まっています。最近流行りの1話完結型のドラマでは味わえない、〝次回が待ち遠しい〟を感じさせてくれる一作になっています」(週刊誌記者)

『おっさんずラブ』の成功体験で失敗

一方でガッカリドラマは、高畑充希×田中圭のW主演ドラマ『unknown』(テレビ朝日系)。

ヒロインの闇原こころ(高畑)は、実は吸血鬼。そのことを内緒にしたまま恋人の朝田虎松(田中)と交際しているが、ある日ついにカミングアウト。

受け入れてくれた朝田と結婚することになるのだが、実は朝田も〝とある秘密〟を抱えていて…というストーリーだ。

「同局で放送された大ヒットドラマ『おっさんずラブ』の制作陣が再集結した同作ですが、スタッフの内輪ノリ的なシーンが多すぎる。

脚本も出演者もプロデューサーも同じだからこそできる〝おふざけ〟が、完全に悪い方向に行っていますね。

『これ斬新でしょ?』『これ面白くない?』と視聴者に押し付けてくるようなストーリーや台詞にはホントに冷める。雰囲気をぶち壊すだけのギャグシーンは、寒さを通り越して視聴者に不快感を与えています。

世帯平均視聴率が第1話の7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)から、5%前半まで落ちているのを見ても、視聴者のガッカリ感がうかがい知れます」(同・記者)

ドラマには制作者のセンスが露骨に現れる。

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