『ラブライブ!』に『海街diary』が負けた過去…2015年映画ランキングにオタクご満悦

綾瀬はるか

綾瀬はるか  (C)まいじつ 

是枝裕和監督の最新作『怪物』が、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。これに合わせ、フジテレビ系では是枝監督作品『海街diary』が放送されたのだが、これにアニメオタクたちがなぜか誇らしげな様子だ。

同作は2015年に公開され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆という美人女優らが姉妹役を演じて話題に。また、「すず」という役名で当時高校生の広瀬すずが出演し、この作品をきっかけに本格ブレークを果たすこととなる。

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また、公開当時、同日に公開されたアニメ映画との比較も、オタクの間で大きな話題になった。

「『海街diary』は『ラブライブ! The School Idol Movie』と同じ公開日だったのですが、『ラブライブ!』は公開2日間で25万人を動員、興収4億円超えで週間1位を獲得。『海街diary』は、まさかの2位に甘んじることとなりました。

また、『ラブライブ!』の公開館数が121に対し、『海街diary』は323と約3倍であったことからも、その差は際立ちました」(週刊誌記者)

どうやら、オタクたちは「海街diary」のテレビ放送で、この誇らしい過去を思い出したようだ。

インチキで邦画叩きに勤しむオタクたち

ネット上には《あの頃のラブライバー達の熱気本当に凄かったですよね!》《矢張りμ’sは強かったのですな…良きこと》《その辺のマックとかファミレス行ってもJKやOL達がラブライブの話してるくらい人気でしたね》《すげぇ! μ’sこそが宇宙No1アイドルだ!》など、鼻息荒いオタクの自画自賛が並んだ。

「アニオタの発言に沿うなら〝売れてるものがいいもの〟になりますが、マクドナルドが世界一美味い料理だと言われて納得する者はいないでしょう。この論理で言えば、『およげ!たいやきくん』は日本一の名曲になりますね。

ていうか、アニオタって、売上やDL数の多いJ-POPに対し、『アニソンもいい曲は多い。バカにするな』って叫んでると思うんですが…。まぁ、アニメを上げてメインカルチャーを腐せれば、攻撃材料なんてなんでもいいんでしょう」(同・記者)

そもそも、「ラブライブ!」の成績自体、正当に評価されたものとは言い難い面がある。

「同作は入場者プレゼントとして特典グッズを配布しており、作品そのものの評価というより、グッズの『ドーピング』で伸ばしただけ。しかも、グッズは毎週変わるというアコギさで、ファンがグッズ目当てに毎週リピートし、またネット転売のためにグッズだけもらって帰るというケースも横行しました。

普段、『乃木坂46』や『AKB48』の握手券、特典会商法を批判するくせに、自分たちのグッズ商法は是とするんですからどうしようもありませんね」(同)

とりあえず、声優だらけの萌えアニメがカンヌで賞を獲ってから物を申してもらいたい。

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