櫻井翔　画／彩賀ゆう（C）まいじつ

6月5日放送の『news zero』（日本テレビ系）で、『嵐』櫻井翔が元ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏による性加害疑惑について言及した。ただ、核心を突くコメントがなかったとバッシングする声はやまない。多くの情報番組の司会者が口をつぐむ中、ある大物司会者の不在が沈黙の理由だとする声がある。

櫻井は5日、「自分の言葉でお伝えできれば」と切り出し「お伝えしたいことの一つは、臆測で傷つく人たちがいる、ということ」と告げた。

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また「ただです、だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人の口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい」と述べた。

一連の騒動については情報番組で、櫻井よりも先に東山紀之、『KAT-TUN』中丸雄一がコメントしている。

だが事務所が謝罪した5月14日からはや3週間。「news zero」月曜コメンテーターの櫻井は長くダンマリを貫く展開となってしまった。これに批判的な声を上げるネットユーザーは非常に多い。

加藤浩次『スッキリ』終了影響か…

ではなぜ、櫻井が黙らざるを得なくなってしまったのか。芸能記者はある大物司会者の不在が影響しているとみる。

「加藤浩次さんですよ。『スッキリ』（同）で、事務所のしがらみなしに持論を展開できる貴重な存在でした。

『スッキリ』の後継番組『DayDay.』では5月16日、MCの山里亮太が「みなさんも意見を出すときは本当にしっかり考えてから出さなきゃいけないなと思った」などと呼びかけたのだが…。

山里さんの言うことは確かにごもっともですが、あまりに当然でほぼ何も言っていないに等しい。というよりも、これまで情報番組で疑惑についてコメントするMCはいたものの、情報番組に出演するジャニーズタレントに関してコメントしやすい空気を生み出すMCはこれまでいなかった。

加藤さんが『スッキリ』を続けていれば…。過去には『吉本興業』の闇営業問題にも切り込んでいたし、『新しい地図』の3人が『GQ MEN OF THE YEAR 2017』授賞式のVTRで紹介されなかったことにいら立つ出来事もありました。

加藤さんなら、例えば『思いのままを自由にコメントしていいんだよ』であるとか、これから問題に言及するであろう櫻井さんに発言をやんわり促すことができたかもしれない。時間帯はだいぶ違うとはいえ、同じ局なのですから」（芸能記者）

いずれにせよ、櫻井が騒動について追加でコメントする機会はもうないだろう。