木村拓哉 画／彩賀ゆう （C）まいじつ

6月5日に放送されたドラマ『風間公親－教場0－』（フジテレビ系）第9話より、新たな相棒として俳優・染谷将太が登場した。彼のやさぐれ演技が注目を集め、視聴者の間で〝ポスト・山田孝之〟などと評価されている。

木村拓哉演じる風間公親と、バディを組む新人刑事が話ごとに代わる「教場0」。迎えた第9話では、鉄道線の上を通る歩道橋で男性の刺殺死体が発見される。被害者の名前は、加茂田亮（金井勇太）。事件当時は雨だったために被疑者の指紋や足跡は判別できず、おまけに被害者の顔や指はライター用のオイルで焼かれていた。

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そんな事件を捜査する風間の元にやってきたのは、新人刑事の中込兼児（染谷）。彼は、素行の悪さから風間道場へ配属され、風間の元で事件解決に勤しむよう命じられていたのだ。

「染谷が演じたのは、容疑者に暴力を振るう気性の荒いやさぐれ刑事。常にイライラしていて、周りの刑事はおろか捜査一課の事務員・伊上幸葉（堀田真由）にまで威圧的な態度を取ります。今まで染谷はミニドラマ『きょうの猫村さん』（テレビ東京系）で不良中学生役、映画『ストロベリーナイト』では殺人犯などを演じてきましたが、ここまで強暴な役柄は彼にとっても初めてなのではないでしょうか」（芸能ライター）

染谷将太の演技力に圧倒される視聴者

相手が女性であろうとなかろうと容赦なく掴みかかろうとする中込。そんな彼を見事に演じた染谷を称賛する声は多く、ネット上には《影のある役やるのホント上手すぎ》《圧巻の演技力で思わず見惚れてしまいました》《化け物のような変貌ぶりに脱帽》《染谷翔太のこれまでにない狂暴キャラが素敵！》《染谷くんは、ポスト山田孝之？》といった絶賛の声が上がっていた。

「ポジティブな意見が数多く飛び交う中で、染谷の演技を〝古臭い〟と評する声も少なくありません。ただそれは裏を返せば、彼の演技がベテラン俳優の領域に達しているということ。染谷はドラマ『聖☆おにいさん』（NHK、以下同）のようなコメディから大河ドラマ『麒麟が来る』などの歴史ものまで、幅広い演技力に定評のある俳優です。対して引き合いに出されている山田も、コメディからシリアスな役柄までなんでもこなす実力派俳優。テレビの中の染谷を見て、山田が脳裏をよぎる気持ちも何となく理解できますね」（同・ライター）

早くも視聴者に強烈なインパクトを残した染谷。次回の第10話でも、強烈な演技力を見せつけてくれることだろう。