視聴率微減の続く「BG~身辺警護人~」業界の本音評価は?

画/彩賀ゆう

木村拓哉が主演するテレビ朝日の連続ドラマ『BG~身辺警護人~』の第4話が2月8日に放送され、平均視聴率が13.6%(ビデオリサーチ調べ=関東地区)だったことが分かった。第1話こそ同15.7%を取ったが、第2話は15.1%、第3話が13.4%と、前クールの同曜日同時間に放送された『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(全話平均20.9%)には遠く及ばない推移だ。

「同じ放送枠ですから比較されるのは最初から分かっていましたが、いくら木村のドラマといえど、さすがにドクターXと比べるのはかわいそうでしょう。いまのところの視聴率ならば、まずまずの成功といえるので、テレ朝としても来年のドラマの主演想定に木村を入れているという話です。しかしながら、『やはり木村は数字を持っている』という話が、回が進むごとに“崩壊”しかねませんから、ジャニーズ事務所としても必死なところでしょう」(テレビ雑誌編集者)

 

真価を問われるのはこれから

木村の演じる主人公である島崎章はかつて敏腕のボディーガードだったが、過去のある出来事をきっかけに工事現場の警備員になっていた。ところが勤務する民間警備会社が『身辺警護課』を新設するに当たって仕事復帰を決意し、過去を隠して“新人”として着任。当初は周囲から頼りないと思われていたが、卓越したスキルで警備対象者の身を守っていくというものだ。

「8日の放送回では木村が全く笑わなかったのですが、こうして緊迫感に包まれているシーンを演じると、やはり“画になる”ということが分かりました。演出家たちは『サスペンスでもいける』と考え始めており、これからのオファーが楽しみでもあります」(同・編集者)

現状の木村は、“数字を持つ男”としてなんとか面目を保っているというところだろうか。

「いまは視聴率がそこそこですが、油断はできません。今後も視聴率が右肩下がりで推移するようなことになったら、『木村なんか使うからだ』という話になってくるでしょう。おそらくこれからの結果で真価が問われます」(同・編集者)

連続ドラマはどうしても視聴率が注目される。放送回の中盤終盤にかけ、どのように数字が動くだろうか。