国内大手銀行がこれまでブラック企業へ行ってきた融資額は?

例えば、牛丼チェーンの『すき家』を展開するゼンショーに対する融資額は、三菱東京UFJ銀行が59億4192万円、みずほ銀行は17億1942万円、三井住友銀行は314億6567万円、りそな銀行が17億1330万円、三井住友トラストホールディングスは18億1745万円(11年1月1日~15年8月末)。ヤマダ電機に対しては、三菱東京UFJ銀行233億6630万円、みずほ銀行1603億8640万円、三井住友銀行670億5420万円、りそな銀行8400万円、三井住友トラストHD37億3180万円、となっている(期間同じ)。

サイト運営団体の一つ、『「環境・持続社会」研究センター』の田辺有輝氏によれば、ほとんどの銀行は投融資先を公開していないため、ブルームバーグやトムソンロイター等の金融専門の情報ソースを利用して調べているのだとか。よって、すべて把握することは不可能らしいが、それにしても、大手がブラック企業を融資という形で助けている実態が明らかになったわけだ。

「国際的に使用が禁止されているクラスター爆弾を製造する企業に、日本のメガバンクが多額の資金を投融資している事例があるなど、世界的に日本の銀行への評価は低い。オランダでは一般市民が銀行に対して方針改善を要求することで、実際に改善したケースがいくつもあります」(田辺氏)

日本での成果も消費者一人一人にかかっている。例えば、たくさんの預金者が「私の預けたお金をブラック企業に貸すな!」とメールするなり、支店の営業担当者に直訴すれば、やがて日本の銀行も無視できなくなるかもしれない。

 

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※ leungchopan / PIXTA