小平奈緒とイ・サンファの「いい関係」を伝えない韓国メディア

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平昌五輪のスピードスケート女子500メートルで、小平奈緒が優勝を果たした。スピードスケート女子での金メダルは日本人初の快挙だ。しかし、その会場は異様なムードにも包まれていた。

「スピードスケートの会場(江陵オーバル)はこれまで空席が目立っていましたが、女子500メートルだけは満員でした。この女子500メートルで五輪3連覇を狙う韓国代表のイ・サンファが出場するからです」(現地入りした取材記者)

イ・サンファは1000メートルでもメダル候補に名前が挙がっていたが、直前になって辞退した。それだけ、500メートルに懸けており、3連覇へ意気込んでいたのだ。「国の代表としてエントリーされた競技にはすべて出るべき」という非難が出てもおかしくなかったが、韓国のファンは500メートルへの専念を好意的に捉えていたという。

「イ・サンファは韓国国内のテレビCMにも出演しており、青年誌で大胆なグラビアも披露したアイドル的存在です。彼女は500メートルでの五輪3連覇を目指していましたが、この種目で小平は国内外合わせて24連勝中。韓国でも小平が優勢だと予想する声は多く聞かれましたが、それでも韓国メディアによるイ・サンファを勝たせたい、勝ってほしいという論調は強かったです」(同・記者)

 

小平とイは互いを讃え合ったが…

しかし結果は、イ・サンファが途中でバランスを崩して失速したことも影響し、唯一36秒台を記録して五輪記録を塗り替えた小平が優勝だった。小平は優勝決定後のウイニングランの途中で自らイ・サンファに歩み寄り、尊敬の思いを伝えている。

「金メダル授与式後も、小平は『いつも親切。3年前、ソウルでの選手権のときもタクシーを呼んでくれ、空港までの料金も出してくれた』と、イ・サンファの人柄を讃えていました。自身の喜びよりもライバルを讃えていたので、海外メディアはそんな小平の人柄に感心していました」(同)

イ・サンファの側から小平を祝福する言葉も出たようだが、韓国メディアはそれを伝えていない。アイドルアスリートを追い込んだのは、韓国メディアの金メダル必須の強過ぎる期待と、偏向報道のせいかもしれない。

 

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