仮面ライダー45周年! 初代のバトル現場でよく登場した「赤土の崖」のいま

何といっても、昭和ライダーファンの脳裏に刻まれているのは、スタッフが「三栄土木」と呼んでいた東京都稲城市の丘陵地だろう。赤土の崖を背景にショッカーの爆撃を避けて疾走するサイクロンや、ショッカー怪人とのバトルが繰り広げられたあの場所だ。

ここはライダーを撮影していた東映の生田スタジオ(神奈川県川崎市)に近いことと、当時は周辺に住宅もなく、爆薬を使いやすかったこともあって頻繁に使われたようだ。

この“赤土の聖地”はいまも、京王相模原線のよみうりランド前―稲城間の車窓(下り多摩センター方面の左側)からも見られる。だが、あれから45年、赤土の現場は劇的に変わりつつあった。

最寄り駅は同線の稲城駅。ホーム西側にはJR武蔵野貨物線が交差しており、稲城駅も貨物線もライダーの放送開始の1971年当時は未開通だった。

それでも74年放送の5号ライダー『仮面ライダーX』のエンディングシーンでは、工事中の貨物線で怪人たちと戦うXライダーの勇姿が記録されている。

さて、稲城駅をよみうりランド駅方向へ戻る形で進むと、すでに線路際の道は高台となっていて、多摩川越しに味の素スタジアムが目に飛び込んでくる。都心方向へ目を凝らすと、東京スカイツリーも目視できる。もちろん新宿の高層ビル群も確認できるが、71年には1棟も完成しておらず、さすがに時の流れを感じさせる。