ここまで身近になった「3Dプリンター」の世界

2008年ごろから普及し始めた3Dプリンター。10年が経ち、個人や小人数でも使用できる環境が整ってきた。

そんな3Dプリンター界でいま、DMM.makeが始めたサービス『クリエイターズマーケット』(https://make.dmm.com/market/)が話題沸騰中だという。

「描いたイラストや漫画をダウンロード販売しているサイトがありますが、あれの3D版と思っていただければいいでしょう。自分で作った3Dデータをアップロードしておけば、それをネットで見た人からの注文があり次第、DMM.makeがプリントしてお客さんに届けてくれるという、クリエイターにも消費者にもありがたいサービスです」(ホビージャーナスト)

高価な3Dプリンターがなくても自由に自分が創作したフィギュアやアクセサリー、部品、雑貨などを売買することができるというわけだ。

 

多品種・少量ロットの生産に適している

「いままで大金を投じて金型を制作してから商品化するしかなかったようなものが、安価で販売されています。3Dプリンターは多品種・少量ロットの生産に適しているからこそ可能なのです」(同・ジャーナリスト)

いままでになかった新しいアイデアの便利グッズや、自分だけの表現のアート作品などが溢れている、全く独自の市場なのだ。もちろん、自分の作った3Dデータをプリントしてくれるサービスも行っている。

「3Dデータを作成できない人でも利用できるよう、手軽に使用できるソフトを提供したり、簡単な操作でスマートフォンケースを作れたり、前後左右の4枚の写真を送付するだけでフィギュアを作ってくれるなど、初心者向けサービスなども充実しています」(同・ジャーナリスト)

3Dプリンターというだけで尻込みしていた人ほど、その手軽なやり取りに驚くはずだ。

 

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