ドラマ99.9最終回「モヤモヤ結末」に疑問の声

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

3月18日に『99.9-刑事専門弁護士- SEASON2』(TBS系)の最終回が放送され、死刑判決が下された死刑囚の再審請求を認めさせるために主役の松本潤らが奮闘したが、明かされた被害者の死の“真実”を知るや、ストーリーを疑問視する視聴者からの意見が相次いだ。

最終回では、久世貴弘(小林隆)が8年前に経営していたそば屋を放火して妻を殺害したとして、死刑判決が下された。この判決に長年疑問を持ち続けた久世の息子の亮平(中島裕翔)は、再審請求ができないか、深山大翔(松本)が所属する斑目法律事務所に依頼した。

深山は証拠収集に奔走。久世が放火する際、火を放つための灯油の量などに着目し、判決に違和感を持った。そして裁判で、新たな証拠を提示し、裁判官の川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)をやり込めて勝訴を勝ち取った。

しかし、久世が殺害しなかったとされた母の死因に対して、疑問の声が集まっている。

 

「ちゃんと謎が解明されてない」

新しい死因は、アパートで天かすから自然発火し、妻が驚いて転倒。妻は頭を打ち、天かすが燃え移って火災に発展したというものだった。さらにアパートの住人の海老沢晋(成河)が、火災中にしていた窃盗のことをもみ消すため、自室近くに置かれていた雑誌に灯油をまいて放火していたことも発覚していた。

久世が放火していないことに視聴者は納得していたが、妻の死因が分かりづらいという意見がツイッターに多く寄せられた。

《お父さんの放火と死体損壊の容疑は晴らせたけど、お母さんの頭のケガの原因が解けてなくて殺人未遂の方は解明されてない気がするんだけどなぁ。凄くもやっと感が残る》
《放火してない=奥さん殺してない、とは断言できなくない?天かすのくだりもちゃんと鶴瓶さんの前で証明しないと無罪判決下せなくない?》

主にストーリーの不明確さと脚本の出来が批判されている。

また、《どちらにせよ天かすの不始末が最初の原因っちゃ原因なんでしょ?いずれにせよそれお父ちゃん辛くない?》という投稿もあった。

松本潤ら、主だった出演者たちの演技に対する評価は上々だっただけに、後味の悪い最終回になってしまったようだ。

 

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