貴乃花親方「告訴状取り下げ検討」で批判多数

画/彩賀ゆう

3月23日、貴乃花親方が弟子の貴ノ岩の暴行被害問題に絡む日本相撲協会の対応に問題があったとして、内閣府の公益認定等委員会に提出した告発状の取り下げを検討していると、京都府宇治市内での朝稽古後に明かした。

このきっかけとなったのは、春場所8日目(18日)の取組後に弟子の東十両14枚目、貴公俊(たかよしとし)が付け人の序二段力士に暴行した問題だ。「自分の弟子のことで、これだけ協会に多大なご迷惑をお掛けしたのは事実ですので。わたしは一兵卒で精進していくという気持ちに新たになっています」と語り、告発状の取り下げについて「わたしも法律に詳しいわけではないんですが、一兵卒としてわたしもゼロから、ゼロに戻してスタートするようなふうに弁護士さんと協議していきたいと思います。師弟ともども、師匠として、ゼロに戻してスタートするという気持ちで弁護士さんの先生にも了承を得られるようにしていきたいと思っています」と話した。

また、春場所後の28日に開催される年寄総会にも「正式な要請があれば出ます」と明言し、「皆さんと協力してやっていき、わたしは一兵卒としてやっていくということです。協会のために協会の皆さんと力を合わせあえるように努力します」とも話した。

 

「理事長選挙どころではなくなる」

しかし、これについてはSNSで批判の的となった。

《腰くだけもいいかげんにしろ!》
《協会を正すために戦うんじゃなかったのか》
《やはり長いものには巻かれろってか》
《誰にも迎合しない一匹オオカミ的なところがよかったのに》
《何だか貴乃花の男気もその程度かと思うとがっかりした》

「貴乃花はこのままでは4階級降格となり、理事長選挙どころではなくなるでしょう。自分の部屋から暴力を振るう力士を出した罪は重く、相当な覚悟でこれから協会に尽くしていかないと信頼は回復しないはずです」(相撲ジャーナリスト)

一方で、貴ノ岩はなかなかの声援を集めている。

「日馬富士に暴行された被害者ということで同情が集まっています。会場では『がんばれ!』、『暴力に負けるな!』という声援が聞こえるほどで、貴乃花部屋に残された希望でしょう。貴乃花親方も貴ノ岩の取り組みは真剣に見入っており、期待をしているようです」(同・ジャーナリスト)

高く改革の理想を掲げた貴乃花親方の心境の変化は何をもたらすのか。注目が集まっている。

 

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