まるで映画!暴力団員と女性巡査の交際事件

K.Matsumoto / PIXTA(ピクスタ)

K.Matsumoto / PIXTA(ピクスタ)

警視庁は3月19日、暴力団組員と交際して捜査情報を漏らした地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで、新宿署留置管理課の23歳の女性巡査を書類送検し、停職6カ月の懲戒処分にした。この巡査は同日付で依願退職している。

「昨年12月中旬、女性巡査は署内で携帯電話を使い、捜査対象になっている30代の組員の男に罪名や捜査の進捗状況を漏らしました。『交際が発覚すれば警察官を続けられず、情報を教えれば黙ってくれるのではないかと思った』と供述しています」(警視庁担当記者)

まるでVシネマのストーリーのようだが、実は女性刑事とやくざの禁断の恋を描いた映画に2013年公開の『ストロベリーナイト』がある。女性刑事の姫川玲子を演じたのは竹内結子で、暴力団龍崎組の若頭補佐の牧田勲役は大沢たかおだった。

「4つの連続殺人事件を追っていた姫川の前に、捜査の鍵を握る人物として牧田が登場してきます。牧田はふたりきりの車中で『殺したいんだろ?』と囁きながら姫川にキスをする。次のシーンでは『警察から消えていただきます』と言い渡されている姫川が映し出される。果たして刑事とヤクザの禁断の恋によるものなのか? というストーリーですが、結局、牧田は泣き叫ぶ姫川の腕の中で、微笑みながら動かなくなり、死んでいきます。最後に姫川は異動になります」(映画ライター)

 

またしても「身内に甘い警察」

新宿署巡査と組員は、女性巡査が同署組織犯罪対策課に勤務していた昨年に顔を合わせていた。10月下旬、仕事で組員に公用の携帯電話から連絡。同11月から何度もデートに誘われ、同月下旬に初めて食事して交際を始めたそうだ。

「昨年12月に組員から尋ねられ、同署で捜査していた暴力団関係者同士による路上トラブルに組員が関与した疑いが持たれていることを漏らしましたが、今年1月に組員から金を無心されるようになり別れたということです。それにしても、警視庁が発した当初の懲戒処分は甘すぎます。依願退職は、今回のケースでは、勤務年数が長くないので微々たるものとはいえ退職金も出る処分ですし、経歴にも傷が付きません」(警察関係者)

今回の事件も“身内に甘い警察”ということが露呈されている。

 

【あわせて読みたい】