24時間テレビ「チャリティーマラソン中止濃厚」批判多く…

poosan / PIXTA(ピクスタ)

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真夏の風物詩として恒例の日本テレビ『24時間テレビ』の人気企画である『チャリティーマラソン』が、今年は中止になるかもしれないと話題になっている。

チャリティーマラソンが始まったのは、第15回が放送された1992年から。最初のランナーは間寛平で、その後に城島茂や森田剛などのジャニーズタレントや、萩本欽一、徳光和夫などの大御所も含め、さまざまな芸能人が走っている。しかし最近では、番組の目玉企画ゆえの批判も続出していた。

「一番多いのは“やらせ疑惑”でしょう。そもそも歴代ランナー全員が完走を果たしていることや、番組終了前後でタイミングよくゴールインしている点に疑問を感じている人も多いです。一昨年などは、ゴール手前でランナーの林家たい平にスタッフが手のひらを広げ前に出したり、腕時計を指差すといったジェスチャーを繰り返す姿が映ってしまい、批判を浴びました。番組としては苦労してやっとゴールする姿が重要ですから、リタイヤは決して許されませんし、時間調整はもはや当たり前でしょう。過去には絶対に間に合いそうもないランナーが無事ゴールしたことから“ワープ疑惑”まで囁かれています」(芸能記者)

誰もがSNSを利用するようになった近年では、ランナーが不正を働いていないか監視し、それをネットにアップする人も出てきている。このような状況になってくると、本来のチャリティー精神ではなく、感動の押し付けである“感動ポルノ”と言われても仕方ないのかもしれない。

 

「チャリティー」の意義見直しを迫られている

「ほかにも芸能人ランナーに高額のギャラを払うのはチャリティーの精神に反するという意見もあります。海外のチャリティー番組では出演者がギャラをもらうことは基本的にあり得ません。24時間テレビが始まった1978年当時は、誰もそのようなことを気にする人はいませんでしたが、いまでは日本テレビの商業主義に嫌気が差している視聴者は年々増えています。上層部はこのあたりでマラソンを一旦やめて、チャリティー番組の原点を見直す必要に迫られているようです」(同・記者)

もっとも、チャリティー番組に関しては視聴者も反省すべき点はある。チャリティー路線を前面に出していた1991年には歴代最低の6.6%の視聴率だったが、1992年にエンターテインメント化が図られ、“感動の演出”がされるようになってからの視聴率は安定してふた桁台をキープしている。これは視聴者側がエンタメ化された番組を求めているいい証拠だろう。

これまでに24時間テレビが社会的に果たしてきた役割は数多い。あらためてチャリティー番組の在り方について考える時期が来ているのかもしれない。

 

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