やくみつる「以前から指摘」相撲の女人禁制問題に語気強める

denkei / PIXTA(ピクスタ)

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4月5日に日本テレビ系列で放送された『情報ライブ ミヤネ屋』に、日本相撲協会の元外部委員でもある漫画家のやくみつる氏がコメンテーターとして出演した。京都府舞鶴市で4日におこなわれた大相撲春巡業で、土俵上であいさつをしていた多々見良三舞鶴市長が突然倒れ、救命処置をしていた女性に対し、行司が「土俵から下りて」とアナウンスをしていた件で「本当にすみません。わたしが謝ることではないんですが…」と頭を下げた。

やく氏は2000年から2004年にかけて、当時の太田房江大阪府知事が知事賞を授与する際、5回にわたって土俵に上がることを拒否された例を挙げ、「ふたつ問題があって。ひとつは何でもマニュアル至上主義であること。もうひとつが相変わらずの女人禁制の考え。太田知事の問題の際もわたしは、とっとと(女人禁制を)撤廃しろと言っていました。1ミリも興行に関わることではないし、先進性の意味からも、そのときからもっと議論してもよかった」と怒りの表情で語った。

やく氏は続けて「そもそも、女性が不浄という感覚がおかしい。女性はよく、そんなことを言わせておくなと、当時も思いました」と話した。

 

多数の同意意見と少数の反論意見

しかし、当時はやく氏のこの意見に反対する声が多かったという。反対意見が数多く出て「世の中の認識とはこういうものか」と、肩を落としたそうだ。

この問題については、SNSで教会を批判する意見が続出している。

《やくさんの意見が正しい。命よりも相撲ルールが適用されるのか》
《これだから大相撲は不祥事ばかり起こす》
《はっきり言ってこんな不愉快な事件はない》
《理事長は救命した女性に土下座すべき》

「これを機会に、悪しき風習は一斉に変えた方がいいという風潮が高まっています。もしかしたら、怪我の功名で、相撲界がいい方向に変革していくためのきっかけになるかもしれません」(スポーツジャーナリスト)

だが一方で、やく氏のような真っ当な意見に噛みつく人もいる。

《伝統を守るということを何も理解していない》
《やはり土俵に女性が上がるべきではない。市長を速やかに運べば問題はなかった》
《土俵は神聖にして冒すことができないもの》

このような古い意見もあったのも確かだ。

「今回は、イベントにいるべき医師が控えていなかったのが一番の問題です。巡業体制についての見直しも必要でしょう」(同・ジャーナリスト)

幸いにも多々見市長の命に別状はなかった。相撲の世界がよくなるためのきっかけになればベターなのは確かなようだ。

 

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