人類の滅亡まであと80年!? 密かに進行する「6度目の大量絶滅」

(C)Zastolskiy Victor / Shutterstock

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地球は過去、氷河期や火山の噴火、そして巨大な隕石の衝突により5度に渡る大量絶滅を経験してきた。しかしアメリカの専門家チームによれば、何と現代において「6度目の大量絶滅が進行中」※とする、衝撃の研究結果を発表したのだ!

その大きな原因は意外なことに「地球上で余りに増えすぎた人間にある」という。例えばニュージーランドには元々陸上哺乳類が存在せず、空を飛ばない鳥類が数億年を掛け独自に進化した。しかし17世紀の入植者たちが持ち込んだ犬や鼠が瞬く間に数を増やし、過去数百年間に渡り彼等を無秩序に食い荒らしたのだ。その結果、現在は数が激減し、多くの固有種が絶滅の危機に瀕しているという。

日本でも外来生物の脅威が叫ばれて久しいが、このような事例は多かれ少なかれ世界中にあるだろう。2015年にノンフィクション部門で『ピューリッツァー賞』を受賞した『6度目の大絶滅』の著者のエリザベス・コルバート氏によれば、中世以降(1500年代)と比べ、現在は100倍以上のスピードで生物種の消滅が進行しており「過去100年に限れば人間以外が原因で絶滅した生物種はほとんど無い」と言及している。

 

あと80年で人類は滅亡するという仮説も

この消滅スピードは人間が増え続ける限り、ますます加速するはずだ。ある地球物理学者は「環境破壊が一定規模を超える2100年頃には地球の炭素循環サイクルに重大な欠陥が発生し、全地球規模で二酸化炭素濃度の急上昇が起こり、一挙に大量絶滅が進行する可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

つまり、人間はあと80年で滅亡するかも知れないのだ。それでもなお我々は、経済優先、国益優先、自分優先を捨てず、このまま突っ走るのか? それとも生き残りを賭け、現行の社会システムを根底から覆そうとするのだろうか。

その”結末”は月から見守るルナリアン達が既に予測しているのかも知れない。しかし彼らが幾ら優しくとも、我々がまず変わらない限り、決して手を差し伸べることはないだろう。

 

【参考・出典】

Accelerated modern human–induced species losses: Entering the sixth mass extinction – Science Advances

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