フィギュアスケート・本田真凛「新しい指導者」に関する不安要素

(C)kapona / Shutterstock

(C)Shutterstock

フィギュアスケート選手の本田真凜が、この春から練習の拠点をアメリカに移す。通っていた大阪府内の私立高校から、スポーツ教育により熱心な地方の高校に転校したのもそのためだ。

しかし本田は、新たな“難題”を背負ってしまった。

「練習拠点を移したのは、次の北京冬季五輪出場を果たすためです。平昌五輪での活躍を期待されたものの、出場すら果たせずに終わりました。どん底に突き落とされ、そのショックからは立ち直りつつありますが、アメリカでの練習環境をきちんと調べたのかどうか、疑問です」(スポ協詰め記者)

これから本田を指導するのは、ラファエル・アルトゥニアン氏だ。アルトゥニアン氏はネイサン・チェンなど多数の実力派を教えている。一流のスケーターと同じハイレベルなレッスンが本田を成長させるといったように前向きに捉える意見も聞かれたが、「心配だ」とこぼすフィギュア関係者もいないわけではない。

「アルトゥニアン氏の指導を仰ぎたいフィギュア選手は世界中にたくさんいます。でも、誰にでも教えるというわけではありません。その指導手腕は認めますが、日本から見れば、“浅田真央との一件”がありましたから…」(フィギュア関係者)

 

浅田とアルトゥニアン氏のあいだにあった「一件」とは

それは2007年のことだった。浅田は2007-2008年シーズンのGPシリーズで出場した2戦とも優勝し、全日本選手権では2連覇を果たすなど選手として最盛期だった。しかし、長い海外生活による精神的疲労も積み重なり、同年12月に中京大学のスケートリンクに練習の拠点を移している。当時、彼女を指導していたのがアルトゥニアン氏で、帰国後も日本国内の大会に関しては「定期的に来日して面倒を見る」と約束したのだが、2008年2月の四大陸選手権直前に「責任が持てない」と、一方的に電話で師弟関係を解消されたのだ。この事件は、浅田はもちろん、日本のフィギュア関係者にも大きな衝撃を与えた。

「浅田は精神的に強いので、ドタキャンによる動揺を見せずに四大陸選手権で初出場初優勝を果たしましたが、本田に同じことがもし起きて大丈夫かどうか…」(同・関係者)

本田は学校の関係で生活すべてをアメリカに移すことはできない。国内のリンクで調整するときが来たら、浅田同様に一方的に契約を解消されるなんてことにもなりかねない。4年後を目指す本田だが、コーチ選びで早くもつまずいた…なんてことにならなければいいのだが。

 

【画像】

(C)kapona / Shutterstock

【あわせて読みたい】