北朝鮮の金正恩委員長が繰り広げる「スカート外交」とは

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

2012年11月、野党勢力の結集を呼び掛ける『国民の生活が第一』の小沢一郎氏は、『日本維新の会』と『みんなの党』の関係がぎくしゃくする間隙を突いて乾坤一擲の大勝負に出た。嘉田由紀子滋賀県知事(当時:現びわこ成蹊スポーツ大学学長)をトップにした『日本未来の党』の結成だ。

そのとき、小沢氏はこうハッパをかけた。「みんなで嘉田さんのスカートの中に入るぞ!」。当時与党からは「小沢は女のスカートの中に逃げ込んだ」と言われたものだ。

北朝鮮の独裁者である金正恩党委員長の崖っぷち外交も“スカート”を最大限に利用している。

「3月末の正恩委員長の中国訪問には、夫人の李雪主(リ・ソルチュ)が同行しましたが、中国政府は『李雪主』をインターネット上で検索できないようにし、彼女に関する書き込みをすべて削除してしまったのです」(在日中国人ジャーナリスト)

それはなぜか。

「ネット上では『本当にきれいだ。正恩委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)よりはるかに美人で、おしとやかだ』とか『韓国の人気女優もかなわない』、果ては『(習近平国家主席の夫人である)彭麗媛(ポン・リユエン)と比べれば着ているものは地味だが、美形レベルでは李雪主がはるかに上だ』といった習近平夫人と比較するものまであったのです。これは中国では完全アウトでしょう。現在の習近平独裁体制では摘発されかねません」(同・ジャーナリスト)

 

中国での正恩委員長の「あだ名」

中国のネット上では、正恩委員長のことを『金三胖(ジン・サンパン)』との蔑称(一種のインターネットスラング)で呼んでいる。これは”金家3代目の太っちょ”という意味で、訪中の折には、即座に削除されている。

「太った3代目の独裁者という夫のイメージを払拭する上で、李夫人は存分なパワーを発揮したと言えるでしょう。先の平昌五輪では開会式に妹の与正を送り込み、美女軍団とともに『微笑み外交』を展開し、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を骨抜きにしてしまいました。その結果、南北首脳会談のみならず、米朝首脳会談まで実現の可能性が一気に高まったのですからスカート外交は大成功を収めたといえるでしょう」(同・ジャーナリスト)

日本の安倍昭恵首相夫人も、別の意味で際立っているが…。

 

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