2020年NHK大河ドラマ「明智光秀」が主人公になった理由

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東京五輪開催年の2020年に、NHKは大河ドラマで戦国武将の明智光秀の生涯を描く『麒麟がくる』を放送すると発表した。主演は長谷川博己が務める。

明智光秀といえば“主君の織田信長を討ち滅ぼした謀反人”、“三日天下”など、一般的には好印象という人物ではなく、出自においても非常に謎が多い人物。本能寺の変に至った動機も諸説あるなど、未知の部分も多い。そのあたりがどのように描かれるか注目されている。

「各出版社は明智関連の漫画、書籍、うんちく関連や歴史的史実を踏まえてのエピソード集などを作るべく準備を始めています。ところが、このところNHKの大河ドラマに乗っかる形で作る本は売れていないのです」(出版関係者)

今年の大河ドラマ『西郷どん』関連で発売された書籍や漫画は売れ行きが悪く、目も当てられない状況になっているという。

「西郷隆盛の言葉を集めたビジネス本をいくつか企画しましたが『数字の採算が厳しい』ということで通りませんでした。大河ドラマそのものが廃れてきたともいえるかもしれません」(書籍系編集プロダクション関係者)

 

謎の多い明智光秀がどのように描かれるか

一方で、明智は戦国武将のなかでも人気が高いというマーケティング調査の結果があるという。

「実力がありながらも運に恵まれなかった人物として同情を集めているのでしょう。そうした意味では、日本人が好む武将だといえます」(前出・出版関係者)

主役を務める長谷川も明智には強い興味があったそうで、今回あらためて歴史的書物を読みあさり、早くも役作りに没頭しているという。

「確かに、明智の生活ぶりや内面について、これまではあまり描かれることがありませんでした。このドラマは新しい歴史ファンを掘り起こすことにも期待したいですね」(同・関係者)

この大河ドラマは、脚本を務める池端俊作氏のオリジナルストーリーとなる。池端氏は制作発表で「影のある人物と思われている明智光秀の魅力を探ってみたい」と主人公を決めた理由を話していた。

ここのところ大河ドラマの視聴率は苦戦が目立つ。明智光秀の謀反は、日本の歴史上でも最大級ミステリーのひとつだけに、期待が集まるかもしれない。

 

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