薬物依存者リハビリ施設「茨城ダルク」の岩井喜代仁代表に聞く清原容疑者の状態

もっとも、軽度だから回復するとも言えない。薬物の恐ろしいのは心も体もボロボロになるまでやめられない点にある。したがって、逆に言えばそれだけ薬物は人の心を酔わし、快楽に陥れる効果があるということだ。

薬物は脳内にある『ドーパミン』という幸せホルモンを刺激し、心をハッピーにし、バラ色につつむ。これが深みにはまるきっかけとなり、依存症が始まる。そしてこのワナに清原容疑者も、元タレントの田代まさしも、歌手のASKAもはまった。

田代まさしは薬物の恐ろしさを啓蒙するため各地を講演している。けど、彼がダルクに入所したのも、転落を重ね、もはや再起は絶望的と気付いたからだ。芸能界では知られたタレントなんて甘っちょろい考えがあるうちはダメ。田代はそれで何度もパクられ、その度に社会的信用を失い、仲間にも見放された。すべてを失って初めて薬物の恐ろしさにおののき、ダルクに助けを求めてきた。いつまたぶり返すか、再発の危険性をはらんでいるが、社会復帰を目指してリハビリを続けているので見守っていきたい。

金があるから周りがチヤホヤする。こうしてズルズルとのめり込むのも薬物依存のパターンだ。清原容疑者もその恐れなしとは言えない。なぜなら彼を利用し、旨みにありつこうと企む輩は少なくないからだ。