長澤まさみ「コンフィデンスマンJP」の視聴率が乱高下する謎

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長澤まさみを主演に起用したフジテレビ“月9”ドラマ『コンフィデンスマンJP』が、初回平均視聴率9.4%、2回目同7.7%、3回目同9.1%とアップダウンを繰り返している。

「2回目で2ポイント近く下げたときは、一体どこまで下がり続けるのかと、現場は半ば諦めムードだったといいます。しかし3回目でまた9%台に戻したことで、一気にふた桁を目指そうと盛り上がっています」(テレビ雑誌編集者)

このような視聴率の変動が起きた背景には、今回のドラマが1話完結型であること。そして“コンゲーム”というジャンルを取り入れていることにあるようだ。あまりなじみのない“コンゲーム”とは、信用詐欺や取り込み詐欺師のことを指し、騙し騙され二転三転するストーリーのジャンルのことをいう。

かつては平均視聴率20%超えが当たり前だった月曜日午後9時のドラマ枠だが、近年はひと桁の平均視聴率に低迷しているのが現状だ。漫画を原作にしたドラマも目立ち、どこか人気作品に便乗した“他力本願”的な側面が拭えなかった月9だが、今回はオリジナル作品を採用している。脚本は日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した古沢良太を起用する力の入れようだ。手堅い人気の長澤主演ということもあり、開始当初は平均視聴率ふた桁は軽くクリアすると現場では息巻いていたという。

だが、現実はそう甘くなかった。

 

コンゲーム作品は日本人に向かない?

「代表的なコンゲーム映画には、『スティング』や『オーシャンズ11』シリーズなどがありますが、しゃれや皮肉が分かる欧米人に人気があるジャンルです。そもそも、人を裏切ったり、騙すことを忌み嫌う生真面目な日本人の共感を得ることは難しいでしょう」(映画評論家)

フジテレビの栄光をけん引してきた月9は、いまや凋落の象徴として捉えられがちだ。今回はこのような評判を払拭して、視聴者の期待に応えることはできるだろうか。それとも、ドラマのように視聴者はまた裏切られてしまうのだろうか。

 

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