俳優陣よりもサトエリに期待せよ!? 映画「ラプラスの魔女」

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『ラプラスの魔女』

配給/東宝 TOHOシネマズ日比谷ほかで5月4日より全国公開
監督/三池崇史
出演/櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰、佐藤江梨子、豊川悦司ほか

原作はベストセラー作家の東野圭吾で、主演が櫻井翔と広瀬すずという人気スターだけにヒット確実のようだが、ボクの狙いは豪華脇役陣の中でも、ご贔屓の佐藤江梨子、って“穴狙い”かなあ?

温泉地で初老の男が、数日後別の場所でこの男の知人が硫化水素中毒で死亡する。この不確実な自然現象を利用した殺人事件に挑む地球化学の専門家、青江教授(櫻井翔)だが、事件は暗礁に。そんな中、自然現象を予言する謎の女、円華(広瀬すず)が現れる…。

わが“サトエリ”は、最初に死亡した初老の男の年の離れた妻役で、遺産目的の計画殺人が疑われる人物。イイね。こういう役を演じると、いかにもの雰囲気を醸し出す。多分、男に“年の離れた妻がサトエリだったらなあ”という願望を抱かせるからか。素顔の彼女は、ああ見えて書評や連載コラムなども持っていた才女なのにね。

 

かつてサトエリが見せた見事な演技

物語の後半、豊川悦司扮する事件のカギを握る“天才と呼ばれた映画監督”が狂気に走るシーンで、サトエリを杖で何度も殴打し、腹を踏み付ける蛮行が描かれる。そんな受難&被虐のサトエリもエロいのだが、現在37歳の彼女が、まだ26歳のころの主演作で女性作家・本谷有希子の同名戯曲の映画化『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』はもっとエロかった! 現在は『紙の月』(2014年)や『羊の木』(2018年)などで売れっ子の俊英・吉田大八監督の出世作でもあった。

一種のブラックユーモアで人間の業と妄想、そしてささやかな救済を描いた傑作で、それに大いに寄与したのがサトエリだ。

両親の訃報を受け、音信不通のままにしていた北陸の実家に、東京から舞い戻ったヒロイン澄伽は、女優志願だったが、演技下手、性格最悪の自意識過剰勘違い女だ。高校時には上京資金を稼ぐため、級友相手に援交していた問題児でもあった。こんな呆れた迷惑オンナを、ヤサグレ感いっぱいに見事に演じたサトエリに当時大いにエールを送ったものだ。

あのころと言えば、彼女は市川海老蔵との熱愛報道が飛び交った翌年ぐらい。海老サマご寵愛の極上ボディーがたっぷり拝める。永瀬正敏演じる義兄に対し、脅迫まがいに迫り、ハラリと衣服を脱ぎ、ゴクリ生唾の背中ヌードを披露してくれる。また金欲しさに昔の級友相手に再び援交を持ちかけ『百万円で80回エッチ』の契約を結んだりする。村のはずれの空き家で最初の“売春”を行うシーンに注目だ。

パサッと衣服を脱ぐと、扇情的な黒ブラ黒パン姿。申し訳程度の生地しかないブラからはみだし、こぼれ落ちる限りなく乳首露出に近いたわわなバストは絶品だった。当時B88・W58・H88。もうすぐアラフォーの彼女、今はもっと熟したか。

 

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