ドクターX終了でテレビ朝日が「相棒」視聴率テコ入れを厳命

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テレビ朝日のシリーズドラマ『相棒』のキャストを巡って、新しい相棒役の選定が急がれているという。

3月末で終了したseason16では、主人公の杉下右京(水谷豊)の相棒には冠城亘として反町隆史が起用されていた。次回のseason17も、引き続き反町が継続して出演する予定だ。

「水谷が反町のことを気に入っていてseason14から起用したものの、それから視聴率が悪化し、回復の兆しがありません」(ドラマライター)

全話を通じた平均視聴率が20%以上を記録することも珍しくなかった相棒だが、season14から16はそれぞれ15.3%、15.2%、15.2%と低迷してしまっている。

「10月から始まる予定のseason17で、反町をどんな形で降板させるか、水谷が腐心しているようです。降板のことだけでなく、次の相棒役のことも考えなければならない。これはテレビ朝日から強く要望されているようです」(テレビ雑誌編集者)

テレビ朝日がキャストの変更を希望しているのはなぜか。その理由には『ドクターX』シリーズの続編について問題があるためだという。

 

相棒にかつての勢いを取り戻させたいテレ朝

米倉は5期目の最終話で「長く続くシリーズものだからこその、終わる寂しさを今回初めて体感しました」とメッセージを残している。

「ドクターXは昨年末の第5期まで続いたのですが、先ごろ発売された女性週刊誌に主演の米倉涼子が続編を望んでいないという記事が掲載されました。彼女は大門未知子のイメージが固定されてしまうことを嫌ったようです。ドクターXのスタッフ陣で米倉主演で新たなドラマが制作されることが内定しています」(同・編集者)

ドクターXシリーズの終了で、人気ドラマを失ったテレビ朝日が相棒の視聴率回復を狙い、新しい相棒を登場させようとしているのだ。

「放送すれば平均視聴率20%以上は確実だったドクターXの続編が望めない以上、テレ朝としては相棒にかつての勢いを取り戻してもらいたいのです。新しい相棒役として有力なのは、season9で全話平均視聴率20.4%だったときの及川光博の再登場。相棒でなくなったあともたびたびゲストで出演しており、人気もある」(テレビ朝日関係者)

いずれにせよ、反町から相棒役が変わるのは遠い未来ではなさそうだ。

 

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