オランウータンの「新種発見」しかし既に絶滅寸前

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昨年オラウータンの新種が発見されたものの、すでに絶滅寸前だったという悲しい状況だ。

インドネシアのスマトラ島とボルネオ島にのみ分布する類人猿のオランウータンは長期間、1種類だけだとされてきた。しかし、2001年以降は、スマトラとボルネオの個体群をそれぞれ別種とする分類が主流となり『ボルネオオランウータン』と『スマトラオランウータン』の2種が知られるようになった。

ところが昨年の11月、スマトラオランウータンのなかに、他種と比較すると頭蓋骨の大きさや犬歯に特徴があり、体毛の色や質、遺伝子配列も異なる新種が発見された。このオランウータンの棲息する地域は、スマトラ島の中北部で『タパヌリオランウータン』と名付けられた。