かなりヤバい!昭和にあった「お医者さんごっこ」用玩具

「お医者さんゴッコ」…役割を決めて医者が患者を診察するという遊びですが、子供のころに近所の女の子としたそれが、私が異性の体に触れた初めての体験でした。あの、何となく秘密めいた共犯関係は、性の目覚めの第一歩だったような気がします。

そんなお医者さんゴッコに欠かせなかったのが駄菓子屋で売られていた注射器や聴診器のおもちゃでした。

駄菓子屋にはゴムヘビやパンチガムなどのイタズラグッズがあり、子供たちに不健全な遊びを提供していたわけですが、性的な関心も呼び覚まそうとしていたわけです。お主もワルよのう。

これは私がちょうど小学校に上がるころに売っていたものです。この絵、非常に懐かしい。水鉄砲のおもちゃなんですが“注射器”というだけで買うときに何となくワクワクした記憶があります。

商品名は『昆虫さいしゅう・ドクターごっこ』となっています。もっとも皮下まで貫通するような針はついていませんから、あくまでも“ごっこ”用というわけでしょう。しかし、人間と昆虫を一緒にしてほしくありませんね(笑)。

こちらはかなりマニアックな商品になります。

嫌がる子供を診療台に無理矢理押さえ付ける看護師さん、そして注射器を持ってニヤついているヒゲを生やしたカエルのお医者さんという、なんともシュールな台紙絵です。

おそらく当時、人気だった風邪薬『コルゲンコーワ』のカエルのCMキャラクターにあやかったものでしょう。

中身は一体成形のチープな注射器、薬袋、保険者証、金属製のピンセット、そして銀紙貼りの厚紙製のメス!

医院に行き、保険証を出すところから治療を受け、最後にお薬をもらうまでを完全シミュレーションできる親切設計です。芸が細かいですね。

それにしてもメスを使っての外科医ゴッコとはかなりハードルが高い。SM的な台紙絵といい、これで遊んだらかなり変態的性癖が身に付いてしまいそうです(笑)。

つい最近ですが、100円ショップに聴診器のおもちゃが売られているのを見掛けました。子供のころを思い出し、思わず赤くなってしまった自分が恥ずかしい。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

【あわせて読みたい】