おぞましい中国「世界最先端の人権弾圧」方法

(C)Jarung H / Shutterstock

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中国4000年の歴史上、ウイグルなど比較的新しく中国に征服された国は『新疆ウイグル自治区』などと呼ばれているが、“自治区”とは名ばかりで、中国共産党から任命を受けた自治政府により、いい土地や経済活動から締め出され押さえ付けられてるのが実情だ。要するに、もともとの一族を滅ぼしてすべてを奪おうとしているのだ。

日本の心ある市民や政治家が、中国の習近平政権によるチベット族や新彊ウイグル自治区に住むウイグル族への弾圧を批判すれば、即座に“シャープパワー”が斬りかかってくる。これは強引な手段で外国に自国の方針をのませようとしたり、海外の世論を操作したりする“独裁国家の力”のことだ。それだけにウイグル族が海外支援を得る望みは、いまのところほとんどない。一時は中東の湾岸諸国とトルコが支援する可能性があったが、中国の圧力で関心は冷めてしまった。

ウイグル族すべてではないが、監視対象の個人が自宅や職場から300メートル以上離れると、顔認識ソフトが自動的に当局に通報されるといわれている。

ウイグル人が、個人の追跡を可能にするスマートフォン用アプリをダウンロードしないままだと逮捕される可能性すらある。だから海外旅行など見果てぬ夢だ。ビザを取得しただけで逮捕される可能性もあり、もし観光にでも出掛ければ、中国政府は出国者の家族を即座に拘束し、強制送還を求めて政治的な圧力をかけたりもする。ここまで来ると、言い方は悪いが“家畜”の扱いおに等しいだろう。

「反体制的人物には『再教育キャンプ』に収容され、習近平思想を徹底的にたたき込まれます。アメリカ政府系のラジオ局『ラジオ・フリー・アジア』の推計によると、その数は過去2年間で少なくとも12万人に達するとの報告もあるほどです。またこれは少なく見積もった数であり、最大100万人に上るとの報告もあります。中国の人権問題を追及するアメリカの議員グループは『少数民族に対する史上最大規模の弾圧だ』とまで断言しているのですが…」(在米日本人ジャーナリスト)

 

ウイグル族の指導者グループをテロリストに指定

中国の言い分はこうだ。

「イラクおよびシリアのイスラム系過激派組織(イスラミック・ステート=IS)の戦闘員のなかには数百人のウイグル族が含まれており、先鋭化した一部は『帰国して中国人の血を川のように流す』とまで宣言しています。中国政府は、ナイフや爆発物を使った国内騒乱の多くはウイグル族武装勢力によるものだと非難する一方、ウイグル族の指導者グループをテロリストに指定しているのです。実際の暴動や騒乱は、多くが中国人の不満分子によるものですが、ウイグル弾圧の口実にしているだけです」(国際ジャーナリスト)

習国家主席が完全権力を握って以来、北京政府は顔認識ソフトなど最先端の監視テクノロジーへの投資を拡大しており、警察当局は今年に入って5万人の群衆からひとりの容疑者を発見することも可能になったと豪語している。

 

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