教育や認知症介護の現場にも進出が期待される人型ロボットの最先端事情

このような振る舞いができる理由は、ナディーンには米アップル社の開発した秘書機能アプリケーションソフト『Siri』と同仕様のソフトウェアが実装されているためで、パーソナルアシスタントあるいはコンパニオンとしての役割を果たすことができるからである。

ナディーンの身長は170cm。生みの親である同大学のナディア・タルマン教授とそっくりの姿に造られ、教授にちなんだ名前が付けられた。同仕様のロボットはまだ一般発売されていないが、常に誰かと交流する必要がある認知症患者や、労働人口減少と少子化の対策に特に期待されている。

「ここ数十年で、ロボット工学技術は大幅に進歩し、すでに製造現場や重労働を強いられるロジスティクス分野で使われています。認知症は独りにすると急に症状が進行するため、常に誰かと交流する必要があります。ナディーンが話し掛けたり、物語を聞かせたり、簡単なゲームの相手をしたりすれば、症状の改善につながり、進行を緩やかにすることができるのではないでしょうか」(IT評論家)

ロボットが労働力や子供の相手となる未来図について、同評論家は次のようにも述べている。