当然か?やり過ぎか?最新「セクハラ防止ルール」

セクハラ、アルハラ

(C)freehandz / PIXTA(ピクスタ)

性被害に声を上げる『#MeToo運動』が世界的な広がりを見せるなど、セクハラは現在、社会問題の最重要テーマのひとつだ。日本においても、財務省の福田前事務次官のセクハラ発言はもとより、それを追求していた朝日新聞社内でも上司が女性記者にセクハラをしていたと週刊誌が報じるなど、次から次へと表面化している。

そんななか、アメリカの動画配信サービス大手の『Netflix(ネットフリックス)』が、厳しいセクハラ防止ルールを導入したとして話題となっている。

イギリスメディアの報道によると、同社スタッフに課せられた主なルールは以下の通りだ。

  • 5秒以上見つめてはいけない
  • 同僚が不適切な振る舞いをしたら「やめて、二度としないで!」と叫ぶ
  • 長いハグはしない、長く触らない
  • 異性とふざけない
  • 一度断られたらデートに誘わない
  • 同僚の電話番号を聞かない

現場ではこれらのルールを受けて、“互いを見つめ合って5つ数えてから視線をそらす”というジョークも流行しているという。

 

ますます“草食化”が進む?

これに対して、インターネット上では、男性のものと思われる悲鳴や呆れの声が散見される。

《次は呼吸してるだけでセクハラな》
《ただしイケメンは除く》
《「目のやり場に困る」ような服装も禁止してもらいたいなぁ》
《男女平等なルールなら問題ない。もし男だけに適用だとするなら糞》
《せめて3回ぐらいまでは誘わせてくれよ…》

「ある女性弁護士が、福山雅治さんや木村拓哉さんならOKというような発言をして炎上したことがありますが、相手が不快に感じたらセクハラだという曖昧な基準なため、『どこからがセクハラなのかわからない』という声もあります」(全国紙社会部記者)

折しも6月12日、政府の『すべての女性が輝く社会づくり本部』が、セクハラ問題に関する省庁の緊急対策を決定した。日本の民間会社でもNetflixに続くような動きが出ることが予想される。

「セクハラはもちろん悪ですが、気にするあまり女性と接すること自体を避ける男性が増えてしまい、ますます“草食化”が進むかもしれません(苦笑)」(同・記者)

少子化や独身人口の増大・高齢化が深刻な社会問題となっている一方で、個人のプライバシーや権利も守らなければならない。この現代社会において、人と人はどこまで相手に関わることが許されるのか。好意を示す方法は、どこまでが限界なのか。

とりあえず、「好きなら押し倒せ」という昭和的思考は、もはや通用しないようだ。

 

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