5億年前の「奇跡」なのか?意図的に仕組まれた古代生物「カンブリア爆発」の謎に迫る

カンブリア紀

(C)teddycookswell / PIXTA(ピクスタ)

先日、25億年前の地球で起きた『大酸化イベント』と嫌気性宇宙人の関係についてお伝えしたが、のちのち地球に与えた影響を考えると、それ以上の歴史的大事件といえる『カンブリア爆発』による新生物種の大発生が約5億4000万年前に起きている。今回はこのカンブリア爆発の謎を、独自の視点で解明したいと思う。

 

なぜか停滞する地球の生物進化

25億年前の大酸化イベントを経ても地球上の生物進化は容易に加速しなかった。何故なら一度増えた酸素が急低下し、酸素から作られるオゾン層が満足に形成されず、生物全般に有害な紫外線が直接大量に降り注いだからだ。

また超低温のため、地球全体が全球凍結(スノーボールアース)と呼ばれる氷の玉になるなどの悪条件も重なり、その後20億年を経ても地球上の生物種(原始的な真核生物、多細胞生物)は僅か数十種しか増えなかった。

 

突然激変した地球環境

しかし5億4000万年前、突如としてあらゆる生物が爆発的に増殖するカンブリア爆発が起こる。それまで数十種類しか存在しなかった生物種が僅か3000万年余りで数万種に増えたといえば、いったいどれほどの大爆発であったかが分かるだろう。しかも、カンブリア爆発で発生した新種の中には漫画やアニメに出てきそうな、とても地球の生物とは思えないような奇妙な形をしたものが多数いた。そのため、カンブリア爆発をテーマにした著作やアートも多い。

「カンブリア爆発がなぜ起こったか?」については現在でも激しい論争がある。最も一般的なのはこの時代に大きな地殻変動が起こり、海底から超大陸の隆起(造山運動)が始まり、大規模な火山噴火により二酸化炭素濃度が急上昇する。そして二酸化炭素による大規模な温室効果で気温が上がり、ぶ厚い氷河が溶け「地球全体が生物増殖に適した環境に変化したからだ」という説だ。しかし、こんなおもしろい仮説もある。

 

センセーショナルを巻き起こした「意図的パンスペルミア説」とは?

『パンスペルミア説』とは生命の起源を宇宙からの胞子に求める仮説だが、ノーベル生理学賞を受賞したイギリスの科学者『フランシス・クリック』は「高度な文明を持つ知的生命体が地球に生命の種子を撒き、意図的に生命を誕生させた」という『意図的パンスペルミア説』を唱え、大きな話題となった。

以前、葉巻型小惑星『オウムアムア』は「知的生命体が放った無人探査衛星ではないか?」という異説をお伝えしたが、もしもある知的生命体が侵略目的ではなく、特定の星に生命の萌芽を期待し、適切な時期に適切な機会を与えるべく「特殊なタイムカプセル」を地球に放出したとすればいかがだろう?更におもしろいのは大酸化イベントとの繋がりだ。この時は地球の酸化は果たしたが繁栄は果たせなかった。だから別の知的生命体が、カンブリアで補完したのだろう。

 

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