5月に《パワハラで事務所移籍!》などと女性週刊誌に報じられた女優の松岡茉優だが、仕事はすこぶる好調だ。先の『第71回カンヌ国際映画祭』で最高賞のパルムドールを獲得した是枝裕和監督の映画『万引き家族』にも出演し、その演技力が高く評価されているばかりか、関連のイベントなどでも軽快なトークを披露して話題になっている。
「万引き家族では水着姿や、制服コスプレクラブで働く役を体当たり演技で見せてくれました。何とも言えない切ない表情が絶賛されています」(映画ライター)
カンヌ映画祭での高評価を受けて、海外の映画関係者も松岡に注目しているという。
「イタリアやカナダなどからも問い合わせが来ています。近いうちに海外の映画でデビューすることも考えられます」(同・ライター)
「あざとい」と言われていたブレイク前
そんな松岡だが、意外にも“嫌われ女優”としてネット上でもたびたび名前が取り沙汰される。その理由として挙がるのが“ぶりっこ”、“あざとい”、“生意気”といったものだ。松岡はもともと妹が芸能事務所からスカウトを受け、その面接に付いていったときに“ついでに”面接を受けた結果デビューとなったと自ら語っていた。ついでと言いながら、ベッキーや蒼井優など多数の芸能人を輩出しているテレビ東京『おはスタ』の「おはガール」の座をゲットしており、そんな「わたし幸運と才能持ってます」アピールが、あざといなどという印象につながったのかもしれない。
「いまでこそ大活躍していますが、女優デビュー当初はなかなか芽が出なかった。仕方なくフジテレビのバラエティー番組『うつけもん』にアシスタントとして出演したのが2014年。このとき、お笑いコンビの『おぎやはぎ』を相手に一歩も引かないトークを展開し、その後『あの娘は面白い』となって、さまざまな番組に引っ張りだこになったのです」(テレビ雑誌編集者)
その後、映画『勝手にふるえてろ』の演技が評価され『第27回日本映画プロフェッショナル大賞』の主演女優賞を受賞するなど、女優としての階段を確実に上っていった。
「万引き家族がパルムドール賞を獲得したということで、松岡はますます女優業に本腰を入れるでしょうし、共演した安藤サクラにかわいがられているから、今年10月から安藤の主演で始まるNHKの朝の連続ドラマ『まんぷく』にも呼ばれるかもしれません」(同・編集者)
“嫌われ女優”などと呼ばれなくなる日も近そうだ。