眼鏡ドS美少女の玉城ティナに注目!映画「わたしに××しなさい!」

映画評論家・秋本鉄次のシネマ道『わたしに××しなさい!』

配給/ティ・ジョイ 新宿バルト9ほかで全国公開中
監督/山本透
出演/玉城ティナ、小関裕太、佐藤貫太、山田杏奈、金子大地ほか

この度肝を抜かれそうなタイトルは“わたしにバツバツしなさい”と読み、略称“バツしな”なのだそうだが、山城新伍世代なら“バツバツ”を“チョメチョメ”と読むんだろうな。ボクも“チョメチョメ”の方が気分が出る派だけどね。原作は212万部突破の人気コミックス。どれだけエロい“××”描写を映像化できるか?

実は恋を知らないウェブ作家の雪菜(玉城ティナ)は、恋愛描写のリアリティーを図るため、学園一のモテ男・時雨(小関裕太)の持つ“ある秘密”を握ったことを武器に脅迫し、『わたしに××しなさい!』と命令口調で絶対服従を課す疑似恋愛ミッションを次々に下してゆく。いわば“S女子”と“S男子”によるフェイク・ラブ・バトルというわけか。他に雪菜の幼なじみの晶(佐藤貫太)、時雨の幼なじみのマミ(山田杏奈)が絡んで、“四角関係”に発展か?

クライマックスは、メディアを巻き込んでの“恋愛小説人気投票バトル”へ、というかなり“欲張りな”展開となる。監督は、麻生久美子主演『グッモーエビアン!』(2012年)が良かった山本透。

 

キラキラ学園モノのなかでも「変化球」

玉城ティナは昨年の『暗黒女子』でもいいところを見せ、こういうクセのある女子高校生を演じさせると似合う。実年齢はすでに20歳で、成人しているんだけどね。メガネ美人でもあり、ファンの“萌え度”は強いのだろう。

今回も目付きが悪く“絶対零度の女”と呼ばれ、普段はドSだが、メガネをかけていないと急に臆病になるという設定がオカシイ。メガネは顔の一部なのだろう。保健室でのハグ、図書室の奥で、「わたしの首筋を噛みなさい」と甘噛みをおねだり、唇へのキス…と雪菜の要求はエスカレート。ほとんど逆セクハラの世界だ。このあたりの玉城の濡れた唇がエロい。石原さとみほどではないけどね。肩幅も意外とあるし、鎖骨も充実。このあたりはボクの“燃え(萌えに非ず)”ポイントだったりして。

もうウンザリするほど作られている直球勝負(今やありきたり過ぎて多くは棒ダマとなっている)の“キラキラ系”学園恋愛ものだが、これはなかなかの“変化球”で新鮮といえよう。同じく玉城が出ていた前出の『暗黒女子』でも描かれた“学園内カースト制度”も扱っており、学園のダークな一面にも触れている。

2015年に映画デビューして以来、ずっと映画に引っ張りだこの個性派若手女優・玉城ティナの“××”シーンをチェックするだけでも、見る価値はあるはず。

 

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