むやみに「パワースポット」を訪れるべきではない理由

出雲大社 パワースポット

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ここ数年、全国各地のパワースポットを巡る旅が流行している。特に、三重県の伊勢神宮や島根県の出雲大社などは“聖域”の最上位に位置することから、多くの観光客が足を運んでいる。

しかし、これらの聖域は神仏のパワーが強いだけに、安易な気持ちで訪れると、逆にとてつもない弊害に見舞われることがあるという。

そもそも神社とは、宗教である禅道の信仰に基づく祭祀施設だ。長年にわたり神が祀られた聖地でもある。本来であれば朝から断食し、清らかな身で訪れる場所なのだが、ほとんどの人は特別意識をしていない。また、“困ったときの神頼み”という言葉の通りに安易な気持ちで神にすがろうとすると、思わぬしっぺ返しをくうことがある。崇高な神が祀られている神社では、個人の願い事よりも、不自由なく暮らせていることや、健康であることへの感謝の気持ちを伝える方がいいだろう。

もちろん、これらのことは一般的なパワースポットにも当てはまる。

 

原因不明の体調不良を起こした女性

東京都内に住む女性会社員で独身のSさん(25歳)は、もともと旅行が好きだったこともあり、全国各地の神社仏閣に訪れていた。普段から行動的で、パワースポットに訪れるとなにか“霊気”のようなものを感じていたという。そして、ずっとそれらが自身の運気を上げるものだと思っていたそうだ。そんなパワースポット巡りを続けていたある日、Sさんは訪れた神社で急に気分が悪くなり、そのまま救急車で病院に運ばれた。しかし、医師からは特別悪いところがないと診断され、自宅療養するように言われただけだった。

結果的にSさんはそれから1年間、原因不明の体調不良を起こし、最終的に務めていた会社も辞めざるを得なくなってしまう。奇跡的にSさんが回復したのは、全国的にも霊的な力が強いと有名な僧侶の元を訪れてからだった。Sさんはその僧侶に「パワースポットといわれているからといって、決してむやみに訪れてはいけない」と強く言われたという。

人間は自分でも気が付かない間に、“自然霊”と引かれ合っている。自分の体調が悪いときや精神的に落ち込んでいるときに、それらは簡単に憑依してくるという。憑依はその人の心の未熟さでもあるのだ。

連日のように、テレビや雑誌などでパワースポットが紹介されているが、必要がなければ安易に訪れないことをおすすめする。

 

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