「量が少ない?」と感じたらステルス値上げ比較サイトでチェック!

(C)xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

スーパーやコンビニで買った商品を開封した際、「あれ? 前より内容量が減った?」と思うことが増えてはいないだろうか。とはいえ、価格もパッケージのサイズも変わっていないことから「自分の勘違い…」などと結論付けている方も多いことだろう。

しかし、それは勘違いではなく、いわゆる“ステルス値上げ”だと思って間違いない。ステルス値上げとは、商品の価格やパッケージはそのままで内容量だけが減っているという経済現象を示す言葉(欧米では“シュリンク(=収縮)フレーション”と呼ばれている)だ。その名の通り、消費者に悟られぬようステルス機のように“こっそり”と行われる。

これらを明るみにすべく有志が起ち上げたのが、ステルス値上げされた商品名を列挙し、その減少量を掲載した『いつの間にか容量が減っている商品wiki』だ。

 

食品だけでなく日用品なども

このサイトによると、例えば菓子類なら、カルビーのポテトチップスが1975年には90グラムで100円だったものが、価格は変わらず60グラム(2018年7月現在)に減少。不二家のカントリーマアムは2005年には30枚入り(1枚あたり11.0グラム、総計330グラム)で323円(税別)だったものが、2016年には20枚入り(1枚あたり10.0グラム、総計200グラム)にまで、それぞれ減少している。価格はそのままだ。

また飲料では、2017年11月に明治のおいしい牛乳が、パッケージ形状の変更に伴って内容量を1000ミリリットルから900ミリリットルに減少。その際、明治乳業側は内容量減少に対する質問に対し「飲みきれず捨ててしまう人も増えており、900ミリリットルの方がいいと判断した」などと公表していた。その説明に対してSNSなどでは《言い訳がましい》、《値上げなら値上げとはっきり言え!》と炎上騒ぎに発展し、大きな話題となった。

もちろん上記はほんの一例であり、サイトにはインスタント食品や冷凍食品、洗剤や薬品など、さまざまなステルス値上げをした商品が掲載されている。

昨今の製造コストや人件費の高騰を鑑みれば、商品価格が値上がってしまうこと自体は致し方ないように思える。しかし、だからといって、何の発表もせずにこっそり値上げをするのは、企業を信頼し商品を愛用している消費者に対する裏切りと言えるのではないだろうか。

ステルス値上げを行っている企業には、今後は正々堂々と値上げを公表するだけの清廉さを持ってほしいものだ。このまま姑息なステルス行為を続けるのであれば、次は消費者の信頼がシュリンク(=収縮)していくことになるだろう。

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