稀勢の里またも休場「ワースト記録更新」それでも引退しない理由

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大相撲の横綱・稀勢の里が、7月8日に初日を迎える名古屋場所を休場する。師匠の田子ノ浦親方が「今場所に向けて一生懸命やってきたが、もう少し時間をいただいて、次の場所に向けて、もう1回やらせていただきたい。チャンスをもらえれば。今場所は休場させていただきたい」と話した。

稀勢の里の休場は8場所連続9度目で、今年の春場所からは3場所連続の全休となる。6場所制となった1958年(昭和33年)以降の横綱では貴乃花を上回り、単独のワースト記録となった。

稀勢の里は5日、取材陣に対し「場所前に必死に稽古をしたが、調整がうまく進まず、まだ相撲が戻らない。今場所は休場することにした。また来場所、すべてを懸けて頑張っていきたい」と話した。

休場を決めたのは4日の夕方で、田子ノ浦親方と話し合い、自身が決断したという。稀勢の里のそもそもの休場理由は、負傷している左大胸筋の回復が思わしくないからだ。

「古傷の左胸をかばうから、思い切り当たれずに差し込まれる。その結果、後手に回り、相手の綱も取れないという悪循環が続いています。加えて、腰高の癖が稽古でも出ている。これでは無理して場所に出たとしても9番くらい勝てればいい方でしょう。それでは横綱とは呼べません。稀勢の里の時代はもう終わったのです。引退して後進に道を譲るべきですね」(スポーツライター)

 

白鵬も見切りをつけた?

SNSでは稀勢の里だけでなく、相撲協会に対しても手厳しい意見が集まっている。

《何回来場所に進退懸けてんだよ》
《実力がないのに横綱に昇進させた協会の責任》
《稀勢の里が引退したら日本人横綱がいなくなっちゃうからな》
《毎場所出ている他の力士に申し訳が立たない》
《横綱という地位が汚れてしまうと思う》
《横綱は休場していいという変な慣習を作ってしまう》

横綱の白鵬は、稀勢の里が宮城野部屋に出稽古に来て一度は稽古の相手をしたものの、「一度やれば十分でしょう」と二度目の稽古相手のオファーには胸を出さなかった。

「白鵬にとっては、稀勢の里はもはやライバルではないという判断でしょう。進退を懸けて臨むとしていた場所なのですから、どこが弱点か探る稽古をしているはずですよ。見切られたのも仕方ないですね」(同・ライター)

復活の道はまさに茨の道だ。

 

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