猛暑をコレで乗り切りたい!懐かしい「昭和かき氷器コレクション」

猛暑が続きますね。暑い夏には何と言っても『かき氷』。最近は専門店に行列ができるほどのかき氷ブームです。

私が小学時代を過ごした1960年代後半~1970年代中期は、ちょうど家庭用かき氷器が普及し始めたころで、子供たちの間でちょっとした“手作りかき氷ブーム”でした。

こちらはわが家でも愛用していた1970年にタイガー魔法瓶より発売された新型『タイガー ベビーアイス』です。

安定感のあるオーソドックスなデザイン。ハンドルを軽く回すだけで簡単に氷が削れたり、一般的な製氷皿で作った四角い氷でも使えるなど、便利な機能を搭載した商品です。当時お茶の間の人気だった白木みのるをCMキャラクターに起用した『ヘルメットプレゼントキャンペーン』で人気を博しました。

1970年代中期、平和だったかき氷器界に変革が起こります。1975年にアサヒ玩具が一見、おもちゃのようなペンギン型のかき氷器『氷かきぺんぎんちゃん』を発売したのです。

かき氷器にアイドル性を持たせるというユニークな発想で、たちまち子供たちの人気者となりました。

意外なところからライバルが出現したタイガーは翌年、負けじとクマの形をしたかき氷器『きょろちゃん』を発売します。

こちらはおもちゃ会社のお株を奪う、ハンドルを回すと目がきょろきょろと動くというギミック付き。この何とも言えない愛嬌のある仕草が受けて大ヒット。2016年には『3代目きょろちゃん』が復刻され話題を呼びましたが、残念ながら今年で販売終了となるそうです。

ペンギン、クマと続いて…中部工機(現・中部コーポレーション)が発売したのはカエル型かき氷器『NEWケロッコ』です。

ペンギン、クマ(ホッキョクグマ)は氷と関係があるのでいいとして、なぜカエル? よく見ると吉沢やすみの漫画『ど根性ガエル』に登場するカエルのキャラクター・ぴょん吉の面影が…。75年ごろ、各地で同アニメの再放送が盛んに放送され、ぴょん吉が子供に大人気だったためかもしれません。

最後に紹介するのはこちら。動物の縛りから離れたUFO型のかき氷器、タイガーの『宇宙船』です。

キャラクターかき氷器が人気だった1970年代中期、日本は空前のUFOブームの真っただ中。ブームにあやかった商品なのは間違いないでしょう。船底からかき氷を落としてくれるUFOなんて夢があるなぁ。

“氷を削るだけ”というシンプルな道具だったため、何とか付加価値を付けようと各メーカーがいかに腐心したかが分かります。

現在では電動、しかも雪のようにふわふわの氷にすることもできるかき氷器が販売されており、見掛けよりも機動性・氷の出来栄えで選ぶ時代のようです。

(写真・文/おおこしたかのぶ)

 

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