「死刑のない国」ならオウム死刑囚の懲役は何年になるの?

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オウム真理教教祖の麻原彰晃こと松本智津夫ほか、一連のオウム真理教事件で死刑判決を受けていた幹部合計7名の死刑が7月6日に執行された。

オウム真理教事件は死者26名、逮捕監禁致死2名、殺人未遂1名、負傷者6300名という被害者を生んだ未曾有の大事件だ。

松本サリン事件や地下鉄サリン事件のような無差別テロも相当に悪質であることは言うまでもないが、オウム問題を追及していた坂本弁護士の一家を拉致して殺害、またジャーナリストの江川紹子氏に対して殺害未遂、漫画家の小林よしのり氏に対しても殺害計画を立てていた。弁護士やジャーナリストに対して殺害計画を立て、実際に殺害することは、民主主義の根幹に関わる犯行だといえる。

もし、オウム真理教の関連事件で死刑判決を受けた受刑者が、死刑判決のない国で裁かれていたらどんな刑罰を受けていただろうか。

 

懲役14万年がギネス記録

1989年にタイで約2億ドルの詐欺容疑で逮捕された犯人に言い渡された懲役の年数は何と14万年! 年数が長過ぎて裁判官が適当に決めたようにも感じるが、正式な裁判を経て決定され、ギネスブックにも最長の懲役年数として記録されている。

他にも懲役が数万年や数千年を超すケースも実在している。しかし、冷静に考えて事件を起こした時点から100年以上生きるのが難しいことは明らかなのに、なぜこんな長い刑年を科す必要があるのだろうか。

「外国では、一人の犯人が犯した個々の罪の懲役を合算します。また、被害者が多ければ、その分罪の数も多くなりますので、懲役の期間も長くなる傾向にあるのです。このように、刑罰を合算し執行することを『併科主義』と呼んでいます。どんなに極悪非道の犯罪者でも、服役中の態度がよいなどの理由から減刑が認められることがあります。しかし本物の凶悪犯が減刑によって、釈放されないようにするために懲役を長くするケースもあるということです」(法曹関係者)

麻原だったら何年の懲役になっていただろうか。

 

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