共産主義なのに「ラスベガスの大物」にカジノを開業させたい北朝鮮の真意

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カジノ先進国のスイスで6月10日に『新賭博法(BGS)』に関する国民投票が実施され、賛成72.9%、反対27.1%で可決された。

今回可決された新賭博法では、スイス国内でオンラインカジノの運営が可能になるという。だが、スイスに法人を置く企業に限られ、それ以外のギャンブルサイトはすべて接続遮断(サイトブロッキング)の対象となる。

また、ギャンブルの賞金に対する課税の不均衡が是正される。スイスのカジノは免許制で、ギャンブル依存症対策など運営に厳しい規制が課せられている。

 

北朝鮮とカジノの関係性

ちなみに、日本では2016年12月にカジノを含む統合型リゾート(IR)推進法案が成立し、参議院内閣委員会は7月10日、IR実施法案の趣旨説明と質疑を行い実質審議に入った。参議院本会議で今会期最終日の7月22日には成立する予定だ。

日本第1号のカジノのオープンは2025年前後になるだろうといわれる。なお海外中国反体制派メディア『大紀元』によると、アメリカのカジノ運営大手『ラスベガス・サンズ』CEOのシェルドン・アデルソン氏は日本とブラジルにカジノをオープンしたい意向だと報じたが、米朝関係が進展したら北朝鮮にカジノを開く考えがあることも明らかにしている。

カジノ経営は資本主義経済の最先端を行く娯楽分野だから、共産主義経済で国家運営を進める北朝鮮とは無縁のものだと考えがちだが、そうではない。

「実は、権栄録(コン・ヨンロク)という人物は、現在北朝鮮に帰国していますが、欧州駐在中は『金星銀行』の経営に関与する一方で、オーストリアの首都ウィーン市内1区にあるカジノでは有名人でした。かなりの資金を使うことから資金洗浄(マネーロンダリング)ではないかとオーストリア当局に疑われたこともあります」(北朝鮮ウオッチャー)

ひょっとするとアデルソン側は北朝鮮の首都・平壌でカジノを開業しようと、キーマンとしてすでに権氏と接触しているかもしれない。

 

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