20代の若者から高齢者… 大学通信教育課程で学ぶ面白さと人間模様

一方で、男女問わず子育てを終えた主婦や定年退職したお父様方と50代、60代、70代という高齢者の学生も多い。まさに生涯学習とはこのことだ。

生涯学習といえば、カルチャースクールなどでの習い事で余生を気楽に過ごす印象が強いが、余生を学問に勤しむことで充実させたいという人が増えていることにも驚かされる。

学問といえば、響きは固いが、一方で、通信教育課程生専用の大学公認のサークルもあり、基本1人で勉強することを余儀なくされる通信ゆえに、情報交換といった意味合いを含む勉強会を軸に活動している。所属すれば、飲み会やバーベキューなどの季節に合わせたイベントなどを自主的に行うことも多く、学友をつくる機会が盛りだくさん。

高校を卒業したばかりの10代の青年と定年退職した貫録たっぷりの60代のお父さんもここでは学友という同じ立場で、それぞれの青春を味わうことができる。私自身、71歳の実母とほぼ同世代の学友ができた。学友だけれど、教授を人間としてもしっかり分析している冷静な観察眼や、これまでの生き方、衰えない探究心など、学ぶことが多く、老いてもなお溢れんばかりのエネルギーに刺激を受ける。