観測史上最高気温「41.1度」を記録した熊谷市にライバルの舘林市は…

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異常とも言えるこの夏の猛暑に「もういいかげんにしてくれ!」という声があちこちから聞こえている。

そんな中、7月23日午後2時16分に、埼玉県熊谷市で国内の観測史上最高となる41.1度を観測したことが分かった。記録が更新されるのは、2013年8月12日に高知県四万十市で41.0度を観測して以来、約5年ぶりのことだ。

熊谷といえば『あついぞ!熊谷』のキャッチフレーズとともに、高さ4メートルの巨大温度計が有名だ。そしてその一方で、その熊谷市のライバルとされてきたのが同じ関東地方の群馬県館林市だ。2007年8月16日には40.3度を記録したこともあり、“日本一暑い街”としてニュースなどでその地名を聞いたことがある人も多いだろう。

 

「ズル林」と言われた館林市の現在

しかし、かねてよりインターネット上では、館林市のアメダスの設置位置が高温になりやすいとして“ズル林”と揶揄されていた。果たして現在はどうなっているのだろうか。

「“ズル林”といわれていたことが理由ではありませんが、アメダスが設置してあった消防組合本部の移転が決まったことに伴い、6月13日に2キロメートル先の県立館林高校のグラウンドに移設しました。土のグラウンドの一角にあるのでアスファルトの照り返しなどもなく、理想的な観測場所になったといえるでしょう。気象庁では新旧観測所の気温データにどのくらい差があるのか、サイトで公表していますよ」(地元紙記者)

気象庁のホームページより

比較データは7月2日から3カ月間公表されるが、実際にこのデータを見てみると、おおむね移設前の方が気温が高いことが分かる。しかし、一方で新しい場所の方が高かった日が2日、同じ日が1日ある。

「7月23日までの22日間の気温を平均すると、移設前が35.2度、移設後が34.7度になっています。その差“0.5度”。果たしてこの差が“ズル林”と呼ぶ理由になるのかどうかは分かりませんが、思ったより気温差がなかったというのが正直なところでしょう。実際、地元の人間は『一度訪れてもらえば分かる。ズルいとかそういうレベルの暑さではない』と、口をそろえて言います」(同・記者)

暑さが自慢になるとは思えないが、連日のように猛暑が続くと、「今日は何度あったのだろう?」と気になるのも確かだ。“ズル林”の汚名は返上できても、本音を言えば「どっちでもいいから早く涼しくなってくれ」が正解なのかもしれない。

 

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