宗教活動、プロ雀士、BABYMETAL?…仮面ライダー「ヒロインたちの今」

千眼美子(清水富美加)

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

長年にわたり、子どもから大人まで根強い人気を誇っている『仮面ライダー』シリーズ。佐藤健、菅田将暉、瀬戸康史ら若手イケメン俳優を次々と世に出して母親たちを熱狂させてきたことはよく知られている。

一方で父親たちにとっても、若手女優やアイドルが演じるヒロインの活躍が密かな楽しみになってきた。そんな父親たちの“ヒロイン”は、各シリーズ終了後に一体どんな活動をしているのだろうか。

『仮面ライダーフォーゼ』(2011~12年)のヒロインだったのは、昨年2月に突如、出家を宣言した清水富美加(現・千眼美子)。同番組に出演中は、その愛くるしい表情で瞬く間にお父さんたちのハートを射抜いたものだった。今年5月には1年半ぶりにイベントに登場し、ファンから歓声を浴びた。今秋には所属する宗教団体が制作、公開予定のアニメ『宙の法‐黎明編‐』で、女優復帰後初めて声優を務める予定だ。

『仮面ライダーW』(09~10年)のヒロインだった山本ひかるは、ドラマ『科捜研の女』にレギュラー出演するなど女優として順調にステップアップ。同時に趣味で始めた麻雀の楽しさを伝えるためにYou Tubeで『山本ひかるの麻雀教室』というチャンネルを開設している。さらにプロ競技麻雀団体『RMU』の入会試験に挑み、見事合格したというから驚きだ。現在は、芸能人の中でも最強雀士といわれている萩原聖人と打ってみたいと夢を語っている。

なお、仮面ライダーWには、当時AKB48で人気だった板野友美と河西智美も情報屋の女子高生役でレギュラー出演していた。

『仮面ライダーディケイド』(09年)のヒロインを演じた森カンナは、2010年に『警視庁失踪人捜査課』で主演・沢村一樹の相棒となる女性刑事役のオーディション2298人の中から合格し、見事にゴールデンタイム連続ドラマのレギュラーの座を得た。2017年に芸名を「森矢カンナ」に変更して現在も女優業を継続している。

『仮面ライダーキバ』(08年〜09年)で瀬戸康史が演じた気弱な主人公の世話を焼く幼なじみの少女役だった小池里奈は、成長後にグラビアアイドルとしても活動して人気を得たが、2017年8月以降、芸能活動を休止中の模様。

 

人気者から一転して転落、死去も

『仮面ライダー電王』(07年〜08年)で主人公・佐藤健の相手役として注目を浴びたのが白鳥百合子。男勝りのキャラクターと抜群のプロポーションと美貌で人気を博し、貧乏のどん底からこれ一本で這い上がったが、グラビアアイドル、バラエティタレントとしても同時にブレイクしてしまい、ハードな仮面ライダーの撮影と両立できずに身体を壊しシリーズ半ばでリタイア。芸能活動も休止し、以後、第一線に戻ることはなかった。

同じく仮面ライダー電王で、“時の列車デンライナー”のウエイトレスを演じた秋山莉奈もグラビアアイドルとして「オシリーナ」の愛称で人気を得て、多数の雑誌グラビアに掲載された。現在は、結婚・出産してグラドルからは引退している。

『仮面ライダー響鬼』(05年〜06年)で、“おっさんライダー”と言われた細川茂樹が演じる主人公をサポートする姉妹の姉を演じた神戸みゆきは、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の主役を演じたこともある女優だったが、2007年にミュージカル『レ・ミゼラブル』を体調不良を理由に降板。2008年に心不全で死去した。

 

BABYMETALの一員として海外ツアーで活躍か

『仮面ライダー555』(03~04年)と『仮面ライダーキバ』で2度もヒロインを演じた芳賀優里亜は、映画『赤×ピンク』(14年)で過激な濡れ場を演じファンを驚かせたが、昨年、ミュージカル『テニスの王子様』に出演した俳優・鎌苅健太と結婚。7月24日に自身のブログで第1子となる長女を出産したことを発表した。「今は幸せを運んでくれた彼女にメロメロな毎日です」と娘への思いを明かした。

『仮面ライダー剣』(04~05年)のヒロインだった江川有未は、元プロ野球選手で評論家の江川卓氏と遠縁にあたり、ドラマ、バラエティーなどで活躍。07年にお笑いコンビ『アメリカザリガニ』の平井善之と結婚し、“嫁ザリ”の愛称で親しまれていたが、16年に離婚している。現在はツイッターでファンである日本ハムファイターズの観戦報告などを投稿しているが、目立った芸能活動はしていない。

『仮面ライダー鎧武/ガイム』(13~14年)で、史上初の本格女性ライダー「仮面ライダーマリカ」を演じた佃井皆美は、ジャパンアクションエンタープライズ所属のアクション女優だ。変身前だけでなく、変身後のスーツアクターも兼ねて演じた。2018年、世界的な人気を誇る女性3人組ヘビーメタルダンスユニット「BABYMETAL」の米国ツアーにて、YUIMETALが出演しない代わりに2人の女性ダンサーが登場し、殺陣も入った激しくパワフルなダンスで観客を魅了した。公式発表はないが、このダンサーのうちのひとりが佃井皆美であることが確実視されている。

ファンの間では「仮面ライダーのヒロインを務めた女優は、その後“大成しない”」とまことしやかに囁かれているが、結婚して引退した人、現在でもドラマや映画で活躍している人などさまざま。昔見たヒロインが、新たな一面を見せてくれるのもファンとしては楽しみと言えよう。

 

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